犬の精巣捻転の手術(外科)
2022/5/10(火)
2か月前から左の精巣が腫れて痛がるワンちゃんが来院されました。抗生物質の内服で腫れと痛みは軽減しましたが硬結感が残るため、摘出手術となりました。病理組織検査の結果は「精巣壊死」でした。左精巣は全体が壊死所見を呈しており、二次的に線維化および炎症病変を伴っていました。明らかな血栓は確認されませんでしたが、精巣捻転などに起因した貧血性梗塞に類似した組織所見であり、検索範囲で明らかな腫瘍病変は認められませんでした。その後元気に退院していきました。よかったね。