内視鏡検査 ミニチュア・ダックスフンドの大腸炎症性ポリープ
2017/5/24(水)
下血を主訴に来院されました。症状から、ダックスに好発する大腸炎症性ポリープが疑われましたので、下部消化管の内視鏡検査を行いました。下降結腸遠位に小型のポリープが全周性に多数認められ、組織を採取しました。病理組織検査の結果は「炎症性ポリープ」でした。以下、病理診断医のコメント:提出組織では正常な粘膜組織とともに、一部の組織ではM.ダックスに特徴的な大腸の炎症性ポリープに相当する組織所見を示しています。検索範囲において明らかな腫瘍病変は認められませんが、この様な病変は慢性経過を経て癌化する場合があるため、念のため経過にご注意ください。