大腿骨頭の無菌性壊死(レッグ・カルベ・ペルテス病)のレントゲン検査(整形外科)
2021/1/13(水)
1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に 大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。今回の子のレントゲンでは左大腿骨頭の一部の透過性が亢進し(黄丸)、左後肢の筋肉が萎縮しています(矢印)。その後無事手術を終了し元気に歩けるようになりました。良かったね。