ウサギの子宮内膜腺癌の摘出手術(エキゾチック)(腫瘍外科)
2022/6/15(水)
陰部からの出血を繰り返し、元気食欲がないとのことで来院されました。エコー検査にて子宮に腫瘤を認め、手術にて摘出しました。病理組織検査の結果は「子宮内膜腺癌」でした。病理の先生から「腫瘍細胞の明らかな脈管浸潤像は観察されませんが、経過にはご注意ください。」とのコメントでした。翌日元気に退院されました。「ウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。