ワンちゃんが繰り返す血尿の症状で来院されました。エコー検査で膀胱頭側粘膜に有茎状の腫瘤を認め切除手術を行いました。病理組織検査の結果は、固有層における粘膜上皮の増殖巣(ブルン細胞巣Brunn nest)の形成を伴う慢性炎症を認め、「増殖性膀胱炎」に相当する組織像と診断されました。ヒトでは本疾患と膀胱癌との関連は明らかではないものの診断後に癌が続発する可能性があるため、長期的なフォローアップが必要とされています。今回のワンちゃんも定期的にエコー検査を行っておりますが、3年経過した現在も再発無く良好です。よかったね。
犬の脛骨粗面の剥離骨折(整形外科)
犬の帝王切開手術(産科)
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。