主に肛門周囲に硬結したシコリとして発生する良性腫瘍です。尾の根元などにふくらんだ腫瘤として認められることもあります。オスに多くみられメスの10倍ほど発生頻度が高いです。そのため雄性ホルモンが関与しているとされ、去勢した犬では本症の発生はほとんどみられません。今回の子は未去勢だったため腫瘍の切除と同時に去勢手術も行いました。以下、病理診断医のコメント:肛門周囲腺に由来する良性腫瘍と診断します。検索範囲に浸潤性など悪性所見はみられず、病巣は取り切れています。今回の去勢手術により本腫瘍の再発抑制が期待されます。
犬の子宮蓄膿症の手術(外科)
イヌの環軸不安定症 MRI検査からの手術(神経外科)その1
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