1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。今回の子はレントゲンで右大腿骨頭の背側領域に扁平化が認められ、右大腿部の筋肉が廃用性筋萎縮を起こしていました。シグナルメントおよびX線所見より、大腿骨頭壊死症が強く疑われ手術となりました。術後無事元気に走れるようになりました。良かったね。
イヌの胸部椎間板ヘルニア MRI検査からの手術<その2>
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