犬の歯槽膿漏の全顎抜歯手術(歯科)
2025/3/25(火)
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を抜かずに残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果としてその子の負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子は口腔からの出血を主訴に来院されました。腹部には出血斑が認められ、持続的な出血による血液凝固異常が疑われました。輸血と同時に全ての歯が抜歯となりました。その後、元気に退院しました。良かったね。