犬の特発性慢性角膜上皮欠損(SCCEDs)の手術(眼科)
2016/4/15(金)
角膜の傷がなかなか治らないとの症状で来院されました。検査の結果、特発性慢性角膜上皮欠損(Spontaneous Chronic Corneal Epithelial Defects=SCCEDs)という状態でした。これは角膜表面の傷がサカムケのようになってなかなか治らない病気です。中年以降のワンちゃんでかなり多く診察します。通常何回か点眼麻酔下でサカムケ部分をはがす処置を行い、反応が悪い場合には全身麻酔下で角膜表面をダイヤモンドバーで削る手術を行います。今回のワンちゃんも反応が悪かったため、全身麻酔下での手術と瞬膜フラップを行い(写真左)→2週間できれいになりました(写真右)。よかったね。