犬の皮膚過誤腫の手術(外科)
2016/5/30(月)
お尻に大きな腫瘍ができたとのことで来院されました。見ると桜の葉くらいのサイズの腫瘍のようなものが確認されました。外見はトリ皮のような感じで、明らかに周囲の組織とは異なるものができていました。以前にも同様の症状で、どんどん大きくなって手術したワンちゃんがいましたので、早めに手術を行いました。病理組織検査の結果は「慢性炎症(軽度)を伴う皮膚過誤腫」でした。軽度の炎症反応を伴っていたこと、臨床的に拡大傾向を示していたことから、過誤腫に二次的な刺激が加わることで本病態を示している可能性が考えられるとのことでした。