犬の皮下悪性腫瘍の手術(腫瘍外科)
2017/3/29(水)
胸の辺りに大きな腫瘍ができたとのことで来院されました。病理組織検査の結果は「肉腫NOS」でした。摘出後はお薬で治療し、幸い1年以上経過した現在も再発は認められません。以下、病理診断医のコメント:観察される間葉性腫瘍細胞の増殖形態は多様性を示し、分化傾向が乏しいため、肉腫NOS(Not otherwise specified)と診断します。マージンは確保されていますが、腫瘍細胞に強い異型性が認められますので、今後の経過をご観察ください。