犬の膀胱・尿道検査(エコーガイド下カテーテル生検)
2017/3/3(金)
血尿・頻尿・尿もれの症状で来院されました。エコー検査で膀胱尿道移行部の粘膜面の腫大を認め、麻酔下で細胞検査を行いました。エコーガイド下でカテーテルを病変部分に誘導し細胞を採取しました。針で刺す検査に比べ悪い細胞を撒き散らす心配のない優れた検査です。セルパック法による組織検査の結果は「移行上皮癌」でした。内科治療を行い現在1年経過しました。以下病理診断医のコメント:移行上皮由来の腫瘍です。腫瘍細胞に核異型や核分裂像が観察されるため、移行上皮癌と診断します。本腫瘍は悪性の腫瘍動態を示す腫瘍ですので、今後の経過には注意が必要です。