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犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術(整形外科)

2024/7/20(土)

小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を適切に組み合わせるのが大切です。今回のワンちゃんも元気に走れるようになりました。よかったね。

イヌの腰部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その2>

2024/7/18(木)

手術の様子です。骨髄移植も併用しました。順調に回復し元気に歩いて退院しました。良かったね。

イヌの腰部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その1>

2024/7/16(火)

市内の先生からダックスちゃんが両後肢麻痺グレード3でご紹介がありました。MRI検査で第3‐第4腰椎間椎間板ヘルニア、左側優位な圧迫と診断し手術となりました。→<その2>へ続く

猫の腸重積の手術(消化器外科)

2024/7/14(日)

3歳の猫ちゃんが嘔吐・食欲不振の症状で来院されました。エコー検査で腸重積が疑われたためすぐに手術となりました。壊死した部分を切除し腸と腸をつなぐ手術を行いました。切除物の病理組織検査の結果は「腸管の壊死および重度の出血(腸重積)」でした。腫瘍性病変などは観察されず、その後無事元気に退院しました。良かったね。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2024/7/12(金)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の腰部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その2>

2024/7/10(水)

手術の様子です。骨髄移植も併用しました。順調に回復し元気に歩いて退院しました。良かったね。

犬の腰部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その1>

2024/7/8(月)

市外の先生からダックスちゃん両後肢麻痺グレード4でご紹介がありました。MRI検査で第1‐第2腰椎間椎間板ヘルニア、右側優位な圧迫と診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く

BEAR Medic 白ナイロン6号 前十字靭帯断裂に対する関節外法(ラテラルスーチャー)の代用靭帯(整形外科)

2024/7/6(土)

切れてしまった前十字靭帯の代わりにモノフィラメントのナイロン糸を人工靭帯として使用しています。なるべく太い糸の方が丈夫なため好ましいのですが、以前は3号という太さが国内では一番太いサイズの糸でした。しかし数年前からベアーメディックさんで6号という太さの糸をが販売される運びとなりました。これにより以前は小型犬で2本、大型犬では4本使用していたものが半分の本数で手術を終えることができるようになり、手技の簡便化および手術時間の短縮にもつながります。結び目は分離した大腿筋膜と関節包の間に持ってくることで動物が術後気にすることもありません。

2024.7.6現在で61頭の前十字靭帯断裂のワンちゃんにこの代用靭帯を使用しましたがすべて経過良好です。最近知り合いの先生から、最大で体重何キロの子まで2本でいけるかとのご相談がありました。現在のところ最大で体重37kgのレトリバーも2本で経過良好です。

猫の尿路閉塞における会陰尿道瘻形成手術(泌尿器外科)

2024/7/4(木)

オス猫さんで多い尿道閉塞に対する手術です。尿道閉塞は緊急的にはカテーテルで解除しますが、繰り返す場合に恒久的な解除方法としての手術をおすすめしています。古くから行われている尿道粘膜と皮膚を直接縫合するWilson法と、包皮粘膜を利用して尿道と粘膜を縫合する方法があります。前者の術式の場合、術後の合併症である造瘻部狭窄を起こすことがまれにあるため、それを防ぐためにあみ出されたのが後者の術式です。今回の猫さんも無事終了し退院後も順調に排尿するようになりました。よかったね。

犬の会陰ヘルニアの整復手術(外科)

2024/7/2(火)

5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

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