中型犬の子が急性の虚脱、横臥状態で来院されました。超音波検査をしたところ、脾臓に腫瘤が存在し、腹腔内に大量出血もしている危険な状態でした。すぐに緊急手術となりました。輸血も並行して行い、危険な状態を脱し無事退院しました。病理組織検査の結果は「血管肉腫」でした。退院後はお薬での治療となりました。
口唇にできた腫瘍から出血するとの症状で来院されました。手術で摘出し、無事元気に退院しました。病理組織検査の結果は「皮脂腺上皮腫」でした。
10ヶ月のトイプードルちゃんが骨盤骨折で来院されました。左右の骨盤が折れて立てない状態でした。プレートとスクリューで固定する手術を行いました。2ヶ月前に大腿骨頭壊死で右足は骨頭切除をしてありましたので写真のような手術となりました。動画は術後6週間の歩行です。元気に歩けるようになりました。良かったね。
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。
前回のMRIからの手術です。自家骨髄細胞移植も併用し、極めて順調に歩行が可能となりました。よかったね。
ダックスの両後足麻痺グレード4で来院されました。MRI検査にて第13胸椎-第1腰椎間、右側圧迫と診断し、手術となりました。→その2に続く
中型犬の子が左側に傾く・左目の瞬膜が出ている・左側だけ唾液で頬が汚れる、という主訴で来院されました。MRI検査にて画像から脳腫瘍が疑われました。高齢であったことと、病変が複数あったことから、相談の結果お薬での治療となりました。
前腕骨折のチワワちゃんです。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。ロッキングプレートであるLCPのコンディラープレート1.5で対応しました。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。
子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。