ワンちゃんの心不全には原因がいろいろありますが、特に多いのは僧帽弁閉鎖不全症という病気です。僧帽弁という心臓の中の弁に異常が起きることで、弁の開閉がうまくできなくなり、全身へ十分血液を送ることができなくなります。この病気は多くのワンちゃんが年をとってなる病気の1つです。この病気はレントゲン・心電図・超音波検査などで診断することができます。最近は良いお薬もたくさん開発されて、治療に対する反応も年々良くなってきています。年をとったワンちゃんで何かおかしいな、と感じたら是非検査を受けさせてあげてください。
病理組織検査の結果は以下の通りでした。悪いところはすっかりなくなり元気になりました。よかったね。 ①骨盤腔内腫瘤は平滑筋由来の良性腫瘍と判断します (写真) ②脾臓大型腫瘤部には加齢性変化と考えられる過形成性変化をみとめますが、赤血球が比較的多数貯留しているので血腫も伴っていると考えます。小型腫瘤部には多数の赤血球貯留を認めます。 ③乳腺腫瘤は腺上皮および筋上皮に由来する良性腫瘍と判断します。
エコー検査で脾臓にも巨大な腫瘤があり、乳腺にも腫瘍があり、さらに子宮内膜炎もありました。同時に脾臓と乳腺腫瘍、卵巣子宮の摘出も行いました。手術は無事終了し、翌日から快便、悪いところもすべて無くなりすっかり元気になりました。
エコー検査にて子宮の腫瘍とまではわかりましたが、悪性・良性は画像からは不明でした。通常この位置の腫瘍は、悪性の場合は骨盤の骨を開ける手術が必要です。骨を切る準備をして手術に入りましたが、開けてみたところ良性の子宮筋腫と判断し、骨盤を切らない手術となりました。骨盤を切らないために、スタッフが肛門側から指を挿入し、腫瘍をお腹側に押しもどしながら、お腹側から切除するという方法をとりました(核出術という方法です)。
12歳のワンちゃんが、数日間便が出ないとのことで来院されました。レントゲン検査では骨盤のあたりに腫瘍が確認され、それにより直腸が圧迫され便秘になっている状態でした。便が出るようにするために、
腫瘍を摘出することになりました。
排泄回数の減少ということで、レントゲン検査と超音波検査を行いました。その後の治療で調子は落ち着きました。よかったね。
≪動画≫卵巣付近の超音波画像
以前アップした「サバンナモニター」と似ていますが、こちらは「テグー」と呼ばれる大型のトカゲです。1mくらいになるトカゲで、おとなしい子でした。かわいいですね。
あけましておめでとうございます。今年も何卒宜しく御願い 申し上げます。 やまと動物病院スタッフ一同
《動画》治療2ヶ月目の歩行です 歩けるようになりました。よかったね。
《動画》治療10日目の歩行です
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。