子犬の前肢の跛行で来院されました。レントゲン検査にて、前腕2本の骨のうち、1本の成長が途中で止まってしまっていることがわかりました。早期閉鎖の原因として、右手根関節の外傷、過去の成長板骨折(特にSalter-HarrisⅤ型)が考えられます。その後すぐに手術となり跛行も治りました。
この病気は以前にもアップしたことがありますが、子犬で多い先天性の心臓血管奇形です。手術適応かどうかは特殊な超音波検査で診断します。動画は肺動脈レベルの心臓の横断像です。エコー画像:静脈留置から微小気泡を含んだ生理食塩水を注入して診断します