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犬の会陰ヘルニアの整復手術(外科)

2023/7/17(月)

5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

おすすめの手術器具 Dyonicsサクションパンチ(整形外科)

2023/7/15(土)

前十字靭帯断裂整復手術時の靭帯や半月板の除去、頚部椎間板ヘルニア手術時の線維輪や靭帯の除去に使用しています。使用頻度が高いので予備で3個置いてあります。これが無かったらこれらの手術はできないなと思うくらいにいい仕事をしてくれる器具です。1つ注意点としては繊細な器具なので骨は咬まないようにしないといけません。

犬の眼瞼腫瘤の切除手術(眼科外科)(マイボーム腺腫)

2023/7/13(木)

加齢に伴って、まぶたにシコリができることがあります。眼球に対して刺激になって結膜炎や痛みの症状が出る、視覚の妨げになるなどの場合には手術をおすすめします。再発のないようにイボを根っこから「楔形」や「四辺」をイメージに切り取って縫い合わせます。アイラインが確実にピッタリ合うように丁寧に縫うことが仕上がりの良し悪しを決めます。今回の子もキレイに治りました。病理組織検査の結果は「マイボーム腺腫」で良性でした。良かったね。

イヌの骨盤腔内平滑筋腫核出術(腫瘍外科)

2023/7/11(火)

ダックスちゃんのお腹の中、骨盤のあたりに腫瘤があるとのことで手術のご紹介がありました。画像、症状から子宮の平滑筋腫が疑われました。手術では外回りのスタッフが肛門側から指を挿入し、腫瘍をお腹側に押しもどしながら、お腹側から切除するという方法をとりました(以前にも何度かアップしたことのある核出術という方法です)。病理組織検査の結果は「平滑筋腫」で良性でした。元気に退院しました。よかったね。

イヌの下腿にできた脂肪腫の手術(腫瘍外科)

2023/7/9(日)

ボーダーコリーちゃんが下腿にできた腫瘍の切除希望で来院されました。無事手術で摘出できました。病理組織検査の結果は良性の脂肪腫でした。元気に歩いて退院しました。よかったね。

犬の特発性癲癇(てんかん)発作のMRI検査

2023/7/7(金)

けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、脳脊髄液検査の結果も異状なしでした。特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2023/7/5(水)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

子猫の里親さん募集しています→7/1決まりました。ありがとうございます。

2023/6/28(水)

女の子(白黒)、男の子(茶白) 生後3ヶ月半の兄妹です。面会もできます(要予約になります。安東本院までお電話にてお問い合わせ下さい)受付にいることもありますので是非面会に来てください。

犬の脳実質内腫瘍疑いのMRI検査

2023/6/27(火)

中型犬の子が神経症状の精密検査希望で来院されました。MRI検査の結果、右大脳に側脳室を左腹側へ圧排する、最大径14mmx8.8mmの孤立性腫瘤(赤*)を認めました。脳実質内腫瘍(星細胞腫、リンパ腫など)
を強く疑う所見でした。

ウサギの子宮内膜腺癌の摘出手術(エキゾチック)(腫瘍外科)

2023/6/25(日)

陰部からの出血を主訴に来院されました。エコー検査にて子宮に腫瘤を認め、手術にて摘出しました。病理組織検査の結果は「子宮内膜腺癌」でした。病理の先生から「腫瘍細胞の明らかな脈管浸潤像は観察されませんが、経過にはご注意ください。」とのコメントでした。翌日元気に退院されました。「ウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。

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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。