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大腿骨頭の無菌性壊死(レッグ・カルベ・ペルテス病)の手術(整形外科)

2024/10/28(月)

1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。今回の子のレントゲンでは左側の大腿骨頭壊死症が強く疑われました。診断時既に筋萎縮が進行していたため回復に時間がかかりましたが無事元気に走れるようになりました。良かったね。

イヌの膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術(整形外科)

2024/10/26(土)

小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術手技を、術中に段階的に適切に組み合わせるのが大切です。今回のワンちゃんも元気に走れるようになりました。よかったね。

イヌの脾臓摘出手術(腫瘍外科)

2024/10/24(木)

ワンちゃんがエコー検査で脾臓に大きな腫瘤が見つかりました。脾臓腫瘤は良性でも破裂するリスクがあるため飼い主様とのご相談の結果摘出手術となりました。脾臓の病理組織検査の結果は「大腫瘤部:肉腫NOS
小腫瘤部:結節性過形成(出血を伴う)」でした。以下、病理診断医のコメント:大腫瘤部では異型性を示す間葉性腫瘍細胞が増殖しており、由来の特定が困難なため由来不明肉腫(Sarcoma, not otherwise specified; NOS)と診断します。肝臓など他の臓器への転移などに注意は必要と考えられます。小腫瘤部は結節性過形成であり、出血を伴っています。同部に腫瘍性変化は認められませんでした。

猫の直腸脱の整復手術(消化器外科)

2024/10/22(火)

繰り返す直腸脱を主訴に来院されました。脱出部分を切除し縫合しました。その後再発もなく順調です。よかったね。

ネコの上腕骨骨折の整復手術(整形外科)

2024/10/20(日)

上腕骨骨折の猫ちゃんです。ロッキングプレートであるMATRIX2.0プレートを8穴にカットして対応しました。治りも順調で元通り元気に走れるようになりました。よかったね。

静岡南病院 休診のお知らせ 10/12(土)、10/19(土)

2024/10/4(金)

静岡南病院 令和6年 10/12(土)、10/19(土)を終日休診とさせていただきます。

急患の方は安東本院、瀬名病院にて診察可能です。

かかりつけの皆様には大変ご迷惑をおかけいたします事をお詫びいたします。

何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

静岡南病院 院長 上野崇史

イヌの胸部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その2>

2024/10/2(水)

手術の様子です。骨髄移植も併用しました。順調に回復し歩けるようになり、ご紹介元の先生にお返ししました。良かったね。

イヌの胸部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その1>

2024/9/30(月)

市外の先生から、ダックスちゃん両後肢麻痺グレード5でご紹介がありました。MRI検査で第12胸椎ー第13胸椎間椎間板ヘルニア、左側優位な圧迫と診断し手術となりました。→<その2>へ続く

犬の肝臓腫瘤の切除手術(腫瘍外科)

2024/9/28(土)

腹腔内出血の症状で来院されました。緊急手術で癒着している大網ごと腫瘤部位を切除しました。病理組織検査の結果は「血腫」でした。無事に退院しました。以下、病理診断医のコメント:陳旧化した出血病変が確認されます。本病変の背景に血管肉腫などの腫瘍病変がある可能性が考えられますが、今回検索した領域(腫瘤部から合計4箇所検索しました)に明らかな腫瘍病変は確認されませんでした。

犬の会陰ヘルニアの整復手術(外科)

2024/9/26(木)

5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。