当院では他県など遠方から椎間板ヘルニアの手術を希望されて来られる方も多く、中には発症から時間がかなり経過しているケースもあります。その場合とび出した椎間板物質が脊髄に固く癒着していることも多く、過去には摘出に苦労することもありました。現在はよい器具やノウハウの蓄積もあり順調に摘出できるようになっています。この器具はヒトの関節鏡手術に使用されるもので、癒着した椎間板物質を吸引しながら切離でき大変有用です。
昨日まで元気だったワンちゃんが、急に何度も嘔吐するとのことで来院されました。嘔吐物の状態や吐き方から腸閉塞が疑われましたので超音波検査を行い、確定診断がついて即手術となりました。超音波検査の進歩により、時間がかかる上に被爆の問題があるバリウム検査は腸閉塞の診断には必要なくなっています。超音波検査の動画はこちら