コッカースパニエルやブルドッグに多い病気ですが、最近はチワワなどにも多い病気です。涙を作る第3眼瞼腺の基部がとび出したまま、元に戻らなくなります。単純に切除をしてしまうとドライアイになってしまいますので、手術で元の場所に戻す必要があります。写真の子は両側に発症したため左右同時に手術で治しました。
加齢に伴って、まぶたにシコリができることがあります。眼球に対して刺激になって結膜炎や痛みの症状が出る、視覚の妨げになるなどの場合には手術をおすすめします。再発のないようにイボを根っこから「楔形」や「四辺」をイメージに切り取って縫い合わせます。アイラインが確実にピッタリ合うように丁寧に縫うことが仕上がりの良し悪しを決めます。
血尿・頻尿の症状で来院されました。エコー検査で膀胱尿道移行部の粘膜面に不整を認め、全身麻酔下にて細胞検査を行いました。エコーガイド下でカテーテルを病変部分に誘導し細胞を採取しました。針で刺す検査に比べ悪い細胞を撒き散らす心配のない優れた検査です。
突然の尿が出ない症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、尿道と膀胱内に複数の結石を認め、緊急手術による摘出となりました。分析検査の結果は「シュウ酸カルシウム尿石」でした。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。
何度もアップしているこの手術ですが、小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を適切に組み合わせるのが大切です。
前回のMRIからの手術です。自家骨髄細胞移植も併用し、順調に自立歩行が可能となりました。よかったね。
ダックスの両後足麻痺グレード4でした。MRI検査にて第1-2腰椎間、右側圧迫と診断し、手術となりました。
鼻腔腫瘍を疑う症状のワンちゃんが来院されました。精密検査のためMRI検査と同時に鼻の穴からの細胞診検査を行いました。細胞診検査の結果では「扁平上皮癌の疑い」ということでした。
交通事故で左目が大きく飛び出して下顎が折れている猫ちゃんが来院されました。手術でダメになった眼球を摘出し下顎をワイヤーで留める手術を行いました。術後は首に設置したカテーテルを通して流動食を与え、元気になって無事退院しました。
小型犬に多い手首付近の骨折です。原因の多くは落下事故です。だっこしていて飛び降りた、ショッピングカートから飛び降りたなどが多いです。当院ではプレートによる手術により良好に治療されています。今回はイタリアングレーハウンドちゃんでした。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。