7歳のワンちゃんが首の痛みで来院されました。診察では常にうつむいて頭を上げることができず、トボトボ歩くという状態でした。典型的な首の症状のため、頸部のMRI検査を行いました。検査の結果T2強調画像で、圧迫により脳脊髄液の流れを悪くしている椎間板ヘルニアが見つかり手術となりました。
肛門周囲を360度ぐるりと切り取って、正常な直腸部分を皮膚と縫合しました。術後すぐに排便ができるようになり、今では立派な便が出ています。体も大きくなってきました。よかったね。
子猫が便が出ないで苦しそうとのことで来院されました。診るといわゆる「鎖肛」のように肛門が小さく狭くなってしまうことで、便が出にくくなっていることがわかりました。このままでは子猫さんは成長できないので、狭くなってしまった肛門を切り取って新しい肛門を作る手術をすることとなりました。
以前にもたくさんアップしたことのある「ベントラルスロット術」で手術します。MRI画像にあわせて、左右に微調整して骨を削って圧迫を取り除きました。ヘルニアが複数ある場合でも、骨の削り方とスロットの大きさを調節することで手術が可能になります。術後のリハビリもがんばって、1ヶ月で小走りできるまでになりました。よかったね。
10歳のトイプードルちゃんが四肢麻痺で立てないとのことで来院されました。症状から頸部疾患を疑いMRI検査を行いました。検査の結果、多発性頸部椎間板ヘルニア グレード3と診断しました。造影を含めた複数の撮像の結果、第3-4、5-6頚椎間の2ヶ所を責任病変と断定し、手術となりました。
手術では大きな軟骨状の逸脱物質が一塊で回収できました。術後のリハビリにより経過も順調で、5日目にほぼ歩行は回復できました。よかったね。
両側後ろ足の麻痺を主訴に来院されました。グレードは2でしたが発症から時間経過がありましたので、手術を視野にMRI検査となりました。検査の結果第2-3腰椎間に椎間板ヘルニアを認め、手術となりました。
昨日2月21日(土)10時頃よりサイトが閲覧できない状態となっておりました。現在は復旧しております。大変ご迷惑をお掛けしました。
両後肢麻痺グレード3、MRI検査で手術適応と判断、その日に手術となり、無事終了しました。写真(ゲルピー開創器のかけ方もスムーズな手術進行に重要なポイントです) 翌日より歩行も徐々に回復し、4日目にはスタスタ歩けるようになりました。よかったね。
精巣が陰嚢に到達せず、お腹の中や内股の皮膚の下に停留してしまった状態をこう呼びます。犬で多く認められる疾患ですがネコでも年間数件診察します。潜在精巣では腫瘍の発生率が高いことから早期の去勢手術が推奨されます。当院の超音波検査での潜在精巣の発見率は100%ですので、どこにあるかわからず無駄に手術の傷が増えることはありません。ダメージの少ない手術が可能です。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。