陰部からの出血を繰り返し、元気食欲がないとのことで来院されました。エコー検査にて左の子宮に腫瘤を認め、手術にて摘出しました。翌日元気に退院されました。「ウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。確かに子宮が温存されたまま10歳以上の年齢になったウサギさんは診た記憶がありません。(→2013.3診ました。でもホントに滅多診ないです)飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。
この病気は以前にもアップしたことがありますが、子犬で多い先天性の心臓血管奇形です。手術適応かどうかは特殊な超音波検査で診断します。動画は肺動脈レベルの心臓の横断像です。エコー画像:静脈留置から微小気泡を含んだ生理食塩水を注入して診断します