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犬の会陰ヘルニアの整復手術(外科)

2024/2/18(日)

5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

犬の特発性癲癇(てんかん)発作のMRI検査

2024/2/16(金)

けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。

犬の眼瞼腫瘤の切除手術(眼科外科)(マイボーム腺腫)

2024/2/14(水)

加齢に伴って、まぶたにシコリができることがあります。眼球に対して刺激になって結膜炎や痛みの症状が出る、視覚の妨げになるなどの場合には手術をおすすめします。再発のないようにイボを根っこから「楔形」や「四辺」をイメージに切り取って縫い合わせます。アイラインが確実にピッタリ合うように丁寧に縫うことが仕上がりの良し悪しを決めます。今回の子もキレイに治りました。病理組織検査の結果は「重度の肉芽腫性炎症を伴うマイボーム腺腫」で良性でした。良かったね。

犬の子宮蓄膿症の手術(泌尿生殖器外科)

2024/2/12(月)

子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。

イヌの肛門周囲腺腫の摘出手術(腫瘍外科)

2024/2/10(土)

主に肛門周囲に硬結したシコリとして発生する良性腫瘍です。尾の根元などにふくらんだ腫瘤として認められることもあります。オスに多くみられメスの10倍ほど発生頻度が高いです。そのため雄性ホルモンが関与しているとされ、去勢した犬では本症の発生はほとんどみられません。今回の子は未去勢だったため腫瘍の切除と同時に去勢手術も行いました。以下、病理診断医のコメント: 肛門周囲腺に由来する良性腫瘍と判断します。通常の肛門周囲腺腫と比較して補助細胞の増殖がやや多くみられ、観察部位によっては肛門周囲腺上皮腫に相当する部位が認められます。肛門周囲腺上皮腫はときに局所再発が問題となる低悪性度腫瘍といわれており、本症例では検索範囲に明らかな浸潤性は認められず腫瘍巣自体は取り切れていますが、念のため経過をご観察ください。

犬の橈尺骨骨折の整復手術(整形外科)

2024/2/8(木)

左前腕の橈尺骨骨折のトイプードルちゃんのご紹介がありました。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。骨の太さや厚み、犬種や体重、性格(活動性)に合わせてインプラントの種類を選択します。今回はロッキングプレートであるTAITAN1.7mmで対応しました。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。

犬の脳炎疑いのMRI検査

2024/2/6(火)

ワンちゃんがふらつきと捻転斜頸、左目の視覚喪失の症状で来院されました。MRI検査の結果、右側中脳の脳梗塞や肉芽腫性脳炎が疑われました。病変は浮腫を伴い、中脳水道は左側へ圧排されていました。臨床症状と脳脊髄液検査の結果から、脳炎に対する治療を開始したところ全ての症状は消失し、3年たった現在も再発なく元気にしています。よかったね。

イヌの毛芽腫の手術(腫瘍外科)

2024/2/4(日)

体表にできた大きな腫瘍が自壊した16歳のワンちゃんが来院されました。手術で摘出しました。病理組織検査の結果は「毛芽腫」で良性でした。無事元気に退院しました。よかったね。

犬の脾臓摘出手術(腫瘍外科)

2024/2/2(金)

ワンちゃんが健康診断のエコー検査で脾臓に大きな腫瘤が見つかりました。脾臓腫瘤は良性でも破裂するリスクがあるため飼い主様とのご相談の結果摘出手術となりました。脾臓の病理組織検査の結果は「出血を伴う結節性過形成」で良性した。無事元気に退院しました。良かったね。

犬の精上皮腫疑い(停留精巣)の摘出手術(腫瘍外科)

2024/1/31(水)

精巣が陰嚢に到達せず、お腹の中や内股の皮膚の下に停留してしまった状態をこう呼びます。犬で多く認められる疾患ですが、ネコでもたまにあります。潜在精巣では将来的な腫瘍の発生率が高いことから早期の去勢手術が推奨されます。今回の子は腹腔内の停留精巣がかなり大きくなった状態で来院されました。無事手術で摘出し、元気に退院しました。病理組織検査の結果は「精上皮腫を疑う」でした。以下、病理診断医のコメント:腹腔内腫瘤は精巣ですが、大部分は重度に壊死しており捻転が示唆されます。一部に精上皮腫(セミノーマ)と思われる腫瘍組織が確認されますが、上述の壊死により組織形態の評価が困難です。

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