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ウサギの子宮内膜腺癌の摘出手術(エキゾチック)(腫瘍外科)

2022/6/15(水)

陰部からの出血を繰り返し、元気食欲がないとのことで来院されました。エコー検査にて子宮に腫瘤を認め、手術にて摘出しました。病理組織検査の結果は「子宮内膜腺癌」でした。病理の先生から「腫瘍細胞の明らかな脈管浸潤像は観察されませんが、経過にはご注意ください。」とのコメントでした。翌日元気に退院されました。「ウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。

犬の歯槽膿漏の手術(歯科)

2022/6/13(月)

多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子はプロービングの結果、多くの歯が抜歯となりました。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2022/6/11(土)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の帝王切開手術(産科)

2022/6/9(木)

フレンチブルドッグちゃんの帝王切開でした。全員無事元気に生まれました。良かったね。

犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術(整形外科)

2022/6/7(火)

小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を適切に組み合わせるのが大切です。今回のワンちゃんも元気に走れるようになりました。よかったね。(膝蓋骨脱臼に対するラテラルスーチャー法では関節包が線維化するまでの間、制御できれば良いとの考えから吸収糸を使用しています)

イヌの胸部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その2>

2022/6/5(日)

手術の様子です。骨髄移植も併用しました。順調に回復し元気に歩けるようになりました。よかったね。

イヌの胸部椎間板ヘルニア  MRI検査からの手術<その1>

2022/6/3(金)

ダックスちゃんが両後肢麻痺グレード5で来院されました。MRI検査で第12-第13胸椎間椎間板ヘルニア・右側頭側優位な圧迫と診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く

犬の滑膜肉腫のMRI検査

2022/6/1(水)

大型犬の子が左前脚の跛行で来院されました。MRI検査では左肘関節内側に腫瘤を認め、腫瘤部の組織検査及び左腋窩リンパ節生検を行いました。腫瘤部の組織検査の結果は「滑膜肉腫」であり、リンパ節は反応性の所見を示し、腫瘍細胞の浸潤は認められなかったため後日断脚手術となりました。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2022/5/30(月)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の後肢皮下腫瘍の切除手術(腫瘍外科)

2022/5/28(土)

ワンちゃんが後ろ足の足首付近にできた腫瘍を気にされて来院されました。外科手術で切除しました。術前検査で悪性腫瘍が疑われたため念のため底部筋膜ごと切除しました。病理組織検査の結果は「肉腫NOS」でした。検索範囲に脈管内浸潤は認められず切除縁上に同増殖所見は認められませんでした。無事元気に退院しましたが、今後も注意が必要です。

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