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犬の脾臓腫瘍破裂の手術(腫瘍外科)

2021/11/2(火)

小型犬の子が脾臓腫瘍破裂の緊急手術依頼で来院されました。脾臓に腫瘤が存在し、腹腔内に出血もしている危険な状態でした。輸血も併用し手術は無事終了、元気に退院しました。病理組織検査の結果は「血管肉腫」でした。

犬の膣平滑筋腫の摘出手術(腫瘍外科)

2021/10/31(日)

ダックスちゃんが膣からぶら下がる巨大な腫瘍を主訴に来院されました。尿路を確保しながら腫瘍を切除、同時に卵巣子宮も全摘出しました。病理組織検査の結果は「膣平滑筋腫」で良性でした。元気に退院しました。よかったね。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2021/10/29(金)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の子宮蓄膿症の手術(外科)

2021/10/27(水)

子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。写真のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。

ヒョウモントカゲモドキ(エキゾチック)

2021/10/25(月)

3番診察室前の待合室にいます。名前はライダーです。

犬の消化管閉塞に対する胃空腸吻合(消化器外科)

2021/10/23(土)

13歳のワンちゃんが治らない頻回の嘔吐症状で来院されました。エコー検査で幽門~十二指腸移行部に腫瘤による閉塞を認め開腹手術となりました。膵臓が絡んでくる部分での腫瘤でしたので細胞診検査とバイパス手術である胃空腸吻合で対応しました。病理検査の結果は腫瘍細胞は認められず変性物のみとの報告でした。その後3年経ちましたが元気にしています。

 

犬の歯槽膿漏の手術(歯科)

2021/10/21(木)

多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子はプロービングの結果、抜歯が必要となりました。

イヌの大腿骨頭切除手術(整形外科)

2021/10/19(火)

トイプードルちゃんが股関節脱臼の症状で来院されました。大腿骨頭・骨頚切除手術にて対応しました。無事元気にあるけるようになりました。よかったね。

ウサギの子宮内膜腺癌の手術(エキゾチック)

2021/10/17(日)

10歳のウサギさんが陰部からの出血を繰り返すとのことで来院されました。エコー検査にて子宮に腫瘤を認め、手術にて摘出しました。病理組織検査の結果は「子宮内膜腺癌」でした。病理の先生からは「腫瘍細胞の明らかな脈管浸潤像は観察されず、切除縁にも腫瘍細胞は認められない。左右卵巣組織に著変はみられない。」とのコメントでした。翌日元気に退院されました。「ウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。

ネコの脳神経症状のMRI検査

2021/10/15(金)

猫ちゃんが左目の瞳孔散大を伴う脳神経症状の精査希望で来院されました。MRI検査では左大脳腹側に軽度の圧排効果を伴う不整形なT2/FLAIR低〜高信号、T1低〜高信号、造影T1では周辺部を主体とした不均一かつ強い造影増強効果を示す病変を認めました。左大脳の出血性梗塞もしくは出血を伴う脳腫瘍(原発性、転移性)が疑われました。

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