多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。
頚部の痛みの精密検査依頼でご紹介がありました。MRI検査にて椎間板ヘルニアを認め、ご紹介もとの先生のところで治療となりました。
けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
トイプードルちゃんが乳腺に複数のシコリができたとのことで来院されました。右側乳腺全切除術を行いました。摘出後の病理組織結果は、「乳腺腺腫(複合型)/反応性リンパ節 」であり、摘出時点での悪性腫瘍はありませんでした。手術してよかったですね。無事元気に退院しました。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子はプロービングの結果、多くの歯が抜歯となりました。
その①からの手術です。筋層をマージンとし、棘突起も一部切除しました。病理組織検査の結果はやはり「線維肉腫」であり、脈管内浸潤(-)、サージカルマージンは明瞭でした。その後歩行も問題なく1年以上再発も無く良好です。
背中に大きなしこりができた猫さんが来院されました。MRI検査と同時にセルパックによる病理細胞検査を行いました。検査の結果は「肉腫NOS」であり、線維肉腫が第1に疑われるとのことでした。後日摘出手術となりました。→その②へ続く
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)
マルチーズちゃんが脳神経症状の精密検査依頼でご紹介がありました。MRI検査の結果、橋〜延髄背側領域に境界明瞭な造影増強効果を伴うT2/FLAIR高信号域(赤矢印)が認められました。画像及び脳脊髄液検査から髄膜脳脊髄炎の疑いが強く、ご紹介元の病院様での治療となりました。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。