ダックスちゃんが乳腺にできた複数のシコリを気にされて来院されました。両側乳腺全切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果は、左第1乳腺部が「乳腺癌」、残りは「乳腺腺腫」と「乳腺良性混合腫瘍」でした。無事元気に退院しました。すべて脈管内浸潤は認められずサージカルマージンは明瞭とのことでしたが、腫瘍が大きかったので注意が必要です。
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子は膝蓋骨内方脱臼の整復も同時に行い、無事元気に歩いて退院していきました。よかったね。
ワンちゃんが耳道外側にできた腫瘍の切除希望で来院されました。外側耳道切開術による腫瘍の切除手術を行いました。病理組織検査の結果は「扁平上皮癌」でした。脈管内浸潤は認められずサージカルマージンも明瞭とのことでしたが、悪性腫瘍のため再発への注意が必要です。
角膜に傷ががあるワンちゃんが来院されました。検査の結果、特発性慢性角膜上皮欠損(Spontaneous Chronic Corneal Epithelial Defects=SCCEDs)という状態でした。これは角膜表面の傷がサカムケのようになってなかなか治らない病気です。中年以降のワンちゃんでかなり多く診察します。通常何回か点眼麻酔下でサカムケ部分をはがす処置を行い、反応が悪い場合には全身麻酔下で角膜表面をダイヤモンドバーで削る手術を行います。今回のワンちゃんは点眼麻酔下での処置できれいに治りました。よかったね。
チワワちゃんが骨盤骨折で来院されました。プレートとスクリューで固定する手術を行いました。術後元気に歩けるようになり退院しました。よかったね。
右前腕骨折のポメラニアンちゃんです。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。ロッキングプレートであるLCPで対応しました。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。
血尿・頻尿の症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、膀胱内に結石を認め、手術による摘出となりました。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。
市外の先生からMRI検査の依頼がありました。検査では脳に構造上の異常を認めず、脳脊髄液の検査も問題なくご紹介もとの病院様での内科治療となりました。
手術の様子です。骨髄移植も併用しました。その後順調に回復、元気に歩けるようになりました。よかったね。
ダックスちゃんが両後肢麻痺グレード5で来院されました。即日MRI検査で第13胸椎-第1腰椎間椎間板ヘルニア・右側圧迫と診断し手術となりました。→<その2>へ続く
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。