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犬の腹腔内潜在精巣(停留精巣)の手術 (外科)

2017/8/21(月)

精巣が陰嚢に到達せず、お腹の中や内股の皮膚の下に停留してしまった状態をこう呼びます。犬で多く認められる疾患ですが、(過去にもアップしてありますが)ネコでも年間数件手術します。潜在精巣では悪性腫瘍の発生率が高いことから早期の去勢手術が推奨されます。当院の超音波検査での潜在精巣発見率は100%ですので、どこにあるかわからず無駄に手術の傷が増えることはありません。ダメージの少ない手術が可能です。今回の子は右側の精巣がお腹の中にありました。小さな傷で無事手術も終了し元気に退院しました。よかったね。

犬の歯石除去の手術(歯科)

2017/8/19(土)

多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。

ステロイド反応性髄膜炎動脈炎のMRI検査

2017/8/17(木)

1歳のビーグルちゃんが、首が痛そうで元気がないとの症状で来院されました。MRI検査と脳脊髄液の検査を行い、検査結果と症状、犬種、既に他院で処方されていたお薬が効かなかったことを考慮し、ステロイド反応性髄膜炎動脈炎(steroidresponsive myelitis/arthritis : SRMA)と診断しました。治療後2日目には元気に動くようになり、現在1年半経過していますが再発もなく元気になりました。よかったね。

 

犬の頚部椎間板ヘルニアのベントラルスロット手術(神経外科)

2017/8/15(火)

首の痛みと麻痺があり、MRI検査の結果、第2-3頚椎間に椎間板ヘルニアを認め手術となりました。無事元気に退院となりました。よかったね。

猫の尿路閉塞における会陰尿道瘻形成手術(泌尿器外科)

2017/8/13(日)

オス猫さんで多い尿道閉塞に対する手術です。尿道閉塞は緊急的にはカテーテルで解除しますが、繰り返す場合に恒久的な解除方法としての手術をおすすめしています。古くから行われている尿道粘膜と皮膚を直接縫合するWilson法と、包皮粘膜を利用して尿道と粘膜を縫合する方法があります。前者の術式の場合、術後の合併症である造瘻部狭窄を起こすことがまれにあるため、それを防ぐためにあみ出されたのが後者の術式です。後者の術式はさらに現在3種類の方法に分かれますが、実際にやってみますとそれぞれに長所短所があります。今回の猫さんも無事終了し退院後も順調に排尿するようになりました。よかったね。

犬の乳腺癌の摘出手術(外科)

2017/8/11(金)

マルチーズちゃんが乳腺にできたシコリを気にされて来院されました。乳腺領域切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果は、乳腺癌(単純型)でした。以下、病理診断医からのコメント:乳腺の腺上皮由来の腫瘍です。腫瘍細胞に充実性増殖や核分裂像などの悪性所見が認められるため、乳腺癌と診断します。腫瘍細胞の脈管浸潤は認められませんが、念のため経過をご観察ください。

2017年 夏季休診日のお知らせ

2017/8/9(水)

やまと動物病院グループ(安東本院・瀬名病院・静岡南病院・駒越病院)とも8/14(月)~17(木)が夏季休診となります。休診中対応の詳細につきましては受付・スタッフにお尋ねください。ご不便をお掛け致しますが、ご了承の程お願い申し上げます。

犬の眼球摘出の手術(外科)

2017/8/7(月)

眼の病気や腫瘍、外傷などが原因で眼球を摘出しなければいけない場合があります。原因によって摘出の方法にも少しバリエーションがあります。今回のワンちゃんは眼の病気から失明した状態で、感染も重度で痛みもあったため摘出手術となりました。手術も無事終了し元気に退院しました。よかったね。

犬の膀胱結石の手術(外科)

2017/8/5(土)

血尿・頻尿の症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、膀胱内に結石を認め、手術による摘出となりました。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

犬の乳腺腫瘍の摘出手術(外科)

2017/8/3(木)

ワンちゃんが乳腺にできたシコリを気にされて来院されました。避妊手術と同時に部分切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果は、「乳腺腺腫(単純型)」でした。以下、病理診断医からのコメント: 乳腺の腺上皮由来の腫瘍が認められます。腫瘍細胞に明らかな悪性増殖所見は認められないため、乳腺腺腫と診断します。腫瘍細胞の脈管浸潤は観察されず、マージンも確保されています。

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  • 瀬名病院 TEL 054-265-6200 詳しくはこちら
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。