小型犬、特に最近はポメラニアン、トイプードル、イタリアングレーハウンドなどで多い手首付近の骨折です(先月は5件この手術があり、1番小さい子は1.5kgでした)。原因の多くは落下事故です。だっこしていて飛び降りた、ショッピングカートから飛び降りたなどが多いです。当院ではプレートによる手術により良好に治療されています。
メキシコ原産の両生類で、正式名称を「メキシコサラマンダー」といいます。両生類ですがカエルのようにオタマジャクシの段階がなく、子供のころから大人と同じ形態をしています(このような性質を、幼形成熟 ネオテニーといいます)。食事風景の動画
MRI検査では、質の良いきれいな画像を得るために周囲からの電波・磁場をブロックする必要があります。レントゲン室は放射線防御のため壁に鉛が入っていることは一般に知られていますが、MRI室では銅が使用されます。写真は建設当時のMRI室の壁の内部です。金の茶室のようですね。
南アメリカ原産のインコさんでノドからお腹にかけての羽毛がウロコ模様をしていることからこの名がついています。足を上手に使って果物などをつかんで食べます。この子はマクロラブダス(別名AGY)症で入院していましたが元気に退院しました。
ワンちゃんは様々な異物を食べてしまうことがあります。そのまま便に出てしまうものなら問題ないのですが、中には腸閉塞や消化管穿孔の危険性のあるものもあります。その場合は内視鏡で取り出せば、お腹を切る必要はありません。
セキセイインコやジュウシマツ、コザクラインコなどに見られます。羽毛に付着するダニで、本人が気にしてかじることで毛並みが悪化します。お薬を使用することできれいに駆除できます。
落下事故などにより手首を脱臼・亜脱臼することはワンちゃんでもネコちゃんでも起こります。このような場合、レントゲン検査で脱臼のタイプをしっかりと診断し、必要に応じて手根関節固定術を行います。これによりほぼ正常な歩行が可能になります。
ハムスターの骨折はケージに足をはさんだり、高所からの転落などが原因でよく起こります。当院では全身麻酔管理の下で、髄内ピンにて手術を行い良好な結果を得ています。
小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度によって、滑車溝造溝(トンネルリセッション)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、大腿骨スクリュー、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。再発防止には脱臼のメカニズムを考慮した手術が大切です。
カロライナハコガメ(アメリカ出身)の1亜種。後肢の指が3本なのが名前の由来です。現在はワシントン条約で保護されています。当院では10年以上前から飼育しています。春から秋は外のお庭で自由に、冬場はMRI棟2階のエキゾチックコーナーにいます。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。