精巣が急に大きくなってきたとのことで来院されました。悪性腫瘍が疑われたため手術で切除しました。病理組織検査の結果は「右:精上皮腫、間細胞腫 左:精上皮腫、セルトリ細胞腫」でした。その後元気に退院しました。以下、病理の先生のコメント:精巣腫瘍は潜在悪性といわれていますので、定期的に経過をご観察ください。
静岡南病院 院長親族の葬儀のため、令和5年7月29日(土)終日を休診とさせていただきます。
急患の方は安東本院、瀬名病院にて診察可能です。
急なこととは存じますが、かかりつけの皆様には大変ご迷惑をおかけいたします事をお詫びいたします。
何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
静岡南病院 院長 上野崇史
5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。