静岡南病院 令和7年 10/18(土)を終日休診とさせていただきます。
急患の方は安東本院、瀬名病院にて診察可能です。
かかりつけの皆様には大変ご迷惑をおかけいたします事をお詫びいたします。
何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
静岡南病院 院長 上野崇史
けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
硬いものをかじって折れたり、削れてしまったりして、神経(歯髄)の露出してしまった歯は、昔の獣医療では抜歯するしかありませんでした。しかし現在ではヒトの歯科と同様に保存修復が可能となってきています。当院では20年近くこの治療を行っています。歯が残せる、ということで大変喜ばれています。今回のワンちゃんもキレイに治りました。よかったね。
ネコさんが腸閉塞の症状で来院されました。エコー画像から消化管腫瘍が疑われたため手術となりました。腫瘍部分の腸管を切除し断端同士を吻合しました。病理組織検査の結果は「リンパ腫(大細胞性・貫壁性)」でした。元気に退院し、その後抗ガン剤での治療となりました。
肛門の横に出血するシコリがあるとのことで来院されました。肛門周囲腺由来腫瘍が疑われたため手術で摘出となりました。摘出後の病理組織検査の結果は「肛門周囲腺上皮腫」でした。以下、病理診断医のコメント:重度の出血を伴いながら肛門周囲腺の芽細胞が増殖しており、肛門周囲腺上皮腫と診断します。同腫瘍はときに局所再発が問題となる低悪性度の腫瘍といわれています。念のため経過にご注意ください。
慢性鼻炎の症状で来院されました。MRI検査と同時に鼻腔内のストロー生検を行いました。病理組織検査の結果は「慢性化膿性鼻炎」でした。その後お薬での治療となりました。
指の間の炎症を繰り返すワンちゃんが精査希望で来院されました。深在性膿皮症を疑い切除生検を行いました。切除後の病理組織検査の結果は「化膿性肉芽腫性皮膚皮下織炎」でした。その後お薬での治療となりました。
鼻梁部が腫れてきたワンちゃんが精査希望で来院されました。MRI検査および細胞診検査を行いました。検査の結果は「毛包関連疾患に続発した炎症性疾患を疑う」でした。その後お薬での治療となりました。
子宮内膜炎の症状でワンちゃんの卵巣子宮摘出手術を行いました。以前から血液検査で肝臓数値の異常が認められていたため、同時に肝生検も行いました。病理組織検査の結果は「細胞変性(重度)」でした。病理コメント:グリソン鞘において、胆管が重度に拡張する。肝細胞は全体に重度に腫大し、細胞質が粗造。特にグリソン鞘周囲の領域において肝細胞の腫大が顕著に認められる。炎症所見は乏しい。→その後お薬での治療となりました。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。