2016/8/15(月)
前肢にできた腫瘍が大きくなってきて手術で摘出して欲しいとのことで来院されました。レントゲンでは前腕の骨がほぼ腫瘍によって破壊されており、断脚手術となりました。手術はいつも通りきちんと気管挿管して安全・慎重に行いました。翌日無事元気に退院していきました。病理組織検査の結果は「組織球性肉腫」でした。以下、病理診断医からのコメント:細胞形態および増殖様式から組織球由来の悪性腫瘍と判断します。本腫瘍のウサギにおける予後のデータは乏しいですが、本症例の腫瘍細胞は強い異型性および浸潤性を示していますので、遠隔転移等の経過には注意が必要であると考えます。