13歳の雄のワンちゃんが便が出づらいということで来院されました。直腸検査で左の肛門嚢付近に腫瘤を認め、手術となりました。摘出後の病理組織検査の結果は「肛門嚢アポクリン腺癌」でした。肛門周囲腫瘍の中では悪性度の高いものですので今後も注意が必要です。その後治療を継続し、現在半年間は再発もなく良好です。
7/16(木)は病院スタッフの集団検診のため、午後の診療時間が15:30からとなります。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
ミニチュア・ダックスちゃんがグレード5の麻痺で来院。MRI検査にて第11-12胸椎間の椎間板ヘルニアを認め手術となりました。第12-13胸椎間も圧迫があったため2椎間を開窓し自家骨髄細胞移植も併用しました。回復が非常に早く、術後3日目から歩行が認められ、無事退院しました。よかったね。
柴犬の子犬が腸重積の症状で来院しました。腸重積とは、腸管の中に前後の腸が入り込んでしまう状態で、放置すると腸が壊死して命にかかわります。今回はなりかけの状態でした。超音波(エコー検査)にて診断が可能です。【動画】腸管の縦切りエコー
当院では椎間板ヘルニアのMRI検査に造影検査も必ず使用します。これは①悪い箇所が複数あった場合に主病変がどこなのかを特定するのに非常に有用である ということと、②とび出した椎間板物質の形がはっきりするので正確な手術計画が立てられる ということで行っています。今回の子も造影検査で逸脱した椎間板物質の形状、主病変であることがはっきりわかりました。
1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に 大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、 悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。
外側から見て健康そうな犬歯でも、裏側の歯肉に穴が開いてしまっているケースがあります。特にダックスフントで多く、くしゃみや鼻水の原因となります。このような歯はきちんと抜歯・洗浄をして、頬側の歯肉を十分剥離して縫合し穴をふさぐことが必要です。
とても人懐こくかわいいです。面会もできます(面会は予約制になります。安東本院まで、お問い合わせください)
多くのワンちゃん、ネコちゃんは歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石を超音波スケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。
前腕骨折のチワワちゃんです。最近の動物病院では一番多い骨折部位です。体重が2kgありましたので比較的平均的な手術でした。無事手術は終了し元気に退院していきました。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。