今月は特に多いですが、小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を組み合わせるのが大切です。
血尿・頻尿の症状で来院されました。エコー検査で前立腺の肥大と嚢胞、膀胱尿道移行部の粘膜面に不整を認め、去勢手術と同時に細胞検査を行いました。エコーガイド下でカテーテルを病変部分に誘導し細胞を採取しました。針で刺す検査に比べ悪い細胞を撒き散らす心配のない優れた検査です。細胞検査では軽度に異型性のある細胞が検出されましたので、定期的なエコー検査をしていくこととなりました。【動画】エコーガイド下カテーテル生検
《動画》顕微鏡でみたダニの様子皮膚を痒がるウサギさんが来院されました。顔や四肢の皮膚に特徴的な皮疹を認め、検査したところヒゼンダニの感染が認められました。お薬で治療したところすっかり痒みもなくなりキレイになりました。よかったね。