子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
吐き気が続いて、元気・食欲がないワンちゃんが来院されました。超音波検査で異物による小腸閉塞、特にシャドウを引かない所見からスーパーボールが疑われましたので緊急手術となりました。腸を切開し大きなボールを摘出し、無事手術は終了、元気に退院していきました。よかったね。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。
手術の様子です。骨髄移植も併用しました。無事退院し、その後元気に歩けるようになりました。よかったね。
ダックスちゃんが両後肢麻痺グレード4-5(右側で深部痛覚消失)で来院されました。MRI検査で第1-第2腰椎間椎間板ヘルニア・右側圧迫と診断し即日手術となりました。→<その2>へ続く
けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
ワンちゃんが乳腺にできた複数のシコリを気にされて来院されました。右側乳腺全切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果は、「①右第2-3乳腺:乳腺癌(単純型)②右第3乳腺:乳腺腺腫(複合型)③右第4乳腺:乳腺腺腫(複合型)/反応性リンパ節」でした。無事元気に退院し、その後再発もなく経過は良好です。よかったね。
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。