やまと動物病院 > お知らせ

犬の子宮蓄膿症の手術(外科)

2024/6/22(土)

子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。

猫の内視鏡による胃内検査

2024/6/20(木)

頻繁に嘔吐する猫ちゃんの精密検査依頼で内視鏡検査のご紹介がありました。内視鏡検査で胃内を検査し、数ヶ所胃粘膜を採取し病理組織検査に出しました。結果は「慢性胃炎(軽度)」とのことでした。採取粘膜ではラセン菌は認めず、単核細胞の浸潤や軽度な線維化などを認め、検索範囲に腫瘍病変は認められませんでした。

犬の会陰ヘルニアの整復手術(外科)

2024/6/18(火)

5~6歳以上の去勢手術をしていないオス犬に多い病気ですが、メス犬や去勢した犬に起こることもあります。お尻の筋肉が萎縮した結果、筋肉の隙間から直腸や膀胱が皮膚の下にとびでてしまいます。これにより便が出にくくなったり膀胱炎になったりします。手術をすることで機能回復および今後の致死的な状況を回避することができます。当院では去勢手術→結腸固定→前立腺固定→骨盤隔膜構成筋の縫縮→内閉鎖筋フラップ→浅臀筋フラップの順で通常腹側・臀部左右両側同時に行います。また老化以外に、筋肉が萎縮する原因があったり、腹圧がかかる原因があったりする場合も多いので、再発防止のためそれらの診断・治療も重要です。今回のワンちゃんも無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。

犬の帝王切開手術(産科)

2024/6/16(日)

ポメラニアンちゃんの帝王切開でした。2頭無事元気に生まれました。よかったね。

大腿骨頭の無菌性壊死(レッグ・カルベ・ペルテス病)の手術(整形外科)

2024/6/14(金)

1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。今回の子は発症後2カ月経過してからのご紹介で、術後回復に少し時間がかかりましたが無事元気に走れるようになりました。良かったね。

犬の異物(木片)による腸閉塞の手術 (消化器外科)

2024/6/12(水)

吐き気が続いて、元気・食欲がないワンちゃんが来院されました。超音波検査で異物による小腸閉塞が疑われましたので緊急手術となりました。腸を切開し異物を摘出し、無事手術は終了、元気に退院していきました。よかったね。

猫の線維肉腫の摘出手術(腫瘍外科)

2024/6/10(月)

猫ちゃんがお尻のシコリが大きくなってきているとの主訴で来院されました。大きくなるスピードから悪性腫瘍が疑われましたので、外科手術による摘出を行いました。病理組織検査の結果は「線維肉腫」でした。周囲の脂肪組織への浸潤性が強く見られることから再発には注意が必要です。

フクロモモンガの去勢手術(エキゾチック)

2024/6/8(土)

フクロモモンガはつがいで飼育しているとどんどんふえてしまう、ということと、単独飼育ではストレスからの異常行動がでやすい、ということで去勢手術が推奨されています。手術は犬猫同様に全身麻酔で安全・丁寧に行います。今回の子も元気に退院しました。半日入院で帰れます。お電話にてご予約ください。

犬のひも状異物による腸閉塞 開腹からの内視鏡アシストによる異物摘出(消化器外科)

2024/6/6(木)

ひも状のビニール異物を食べてしまったというワンちゃんが来院されました。超音波検査で小腸での閉塞を認め緊急の開腹手術となりました。目視と触診で異物を確認し、下流から上流へゆっくり逆行性に胃に押し戻し内視鏡で摘出しました。この方法だと消化管切開の必要がないため術後の回復が早いというメリットがあります。数日間入院し、無事元気に退院しました。よかったね。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2024/6/4(火)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。