慢性的に自分の尾を自咬してしまうワンちゃんが来院されました。相談の結果、尾を根本から切ることになりました。
市外の先生から、ミニチュアダックスの両後肢麻痺を主訴にMRI検査のご紹介がありました。検査の結果、第3-4腰椎間右側に圧迫を認めました。ご紹介病院にお返しし、手術となりました。
主に肛門周囲に硬結したシコリとして発生する良性腫瘍です。尾の根元などにふくらんだ腫瘤として認められることもあります。オスに多くみられ、メスの10倍ほど発生頻度が高いです。そのため雄性ホルモンが関与しているとされ、去勢した犬では本症の発生はほとんどみられません。写真の子は肛門の上にシコリが発見され、出血もあったことから手術となりました。再発を抑えるため同時に去勢手術も行いました。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。写真の子はプロービングの結果、多くの歯が抜歯となりました。
市外の先生から、ビーグルちゃんの両後肢麻痺を主訴にMRI検査のご紹介がありました。検査の結果マイクロチップによるアーチファクトはありましたが、第5-6胸椎間に脊髄の変性を認めました。結果をご紹介病院にお伝えしお返ししました。
子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。写真のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
右前肢の跛行でワンちゃんが来院されました。MRI検査では第2-3頚椎間で増強効果のある圧迫を認めたのですが(黄矢印)、第5頚椎付近での脊髄右よりに増強効果のある腫瘤陰影を認めました(黄丸)。脊髄腫瘍が疑われました。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。プロービングの結果、多くの歯が抜歯となりました。
ウサギさんが不正咬合に伴う食欲不振で来院されました。全身麻酔下で歯を削る処置を行いました。その後食欲も回復し元気に退院となりました。
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。