子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
大型犬の子が脾臓腫瘍破裂の緊急手術依頼で来院されました。脾臓に腫瘤が存在し、腹腔内に出血もしている危険な状態でした。手術は無事終了し紹介元の病院様から退院しました。病理組織検査の結果は「血管肉腫」でした。
1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に 大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、 悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。今回の子も無事手術を終了し元気に歩けるようになりました。良かったね。
ダックスちゃんが乳腺にできたシコリの診察で来院されました。左右の乳腺に4ヶ所のシコリが点在していたため、両側乳腺全切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果はすべて「乳腺腺腫」で良性でした。無事元気に退院しました。よかったね。
落下事故による前腕骨折のトイプードルちゃんです。橈尺骨骨折は動物病院では一番よくある骨折だと思います。治りも順調で元気に帰りました。よかったね。
前回のMRIからの手術です。3椎間開窓で自家骨髄細胞移植も併用し、その後通常より時間はかかりましたが順調に歩行が可能となりました。よかったね。
ダックスの両後足麻痺グレード4で来院されました。MRI検査にて第13胸椎ー第3腰椎間、多発性圧迫(造影検査から主病変は13-1、2-3)と診断し、手術となりました。→その2に続く
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。