いつもご紹介をいただいている市外の先生から、ミニチュアダックスの両後肢麻痺グレード3を主訴にMRI検査のご紹介がありました。検査の結果、第13胸椎ー第1腰間に圧迫を認めました。結果をご説明しご紹介病院様での治療となりました。
鼠径部(内股)のヘルニア(脱出)です。内容物は子宮でした(解剖学的にも子宮円索の関係で子宮が出ることは結構多いです)。卵巣子宮摘出手術と同時に両側のヘルニア孔を閉鎖し、手術を終えました。無事元気に退院しました。よかったね。
3歳のトイプードルちゃんが2~3週間前から跛行および頚部痛と元気がないとのことでご紹介を受けました。痛み止めのお薬をやめるとすぐ症状が再発するとのことでしたので、頭頚部のMRI検査および脳脊髄液の検査を行いました。マイクロチップの影響もあり、確定的な診断はつけられませんでしたが、全ての検査を総合してステロイド反応性髄膜炎動脈炎(steroidresponsive myelitis/arthritis : SRMA)などの可能性を考慮し、ステロイドの治療を開始しました。その後症状は改善し、ステロイドも終了しすっかり元気になりました。よかったね。
モンテジア骨折とは「尺骨骨折に伴う橈骨頭脱臼」と定義されます。以前にも別の子でアップしましたが、今回のネコさんも高いところから落下して腕の骨の骨折と肘の脱臼をおこしてしまいました。ロッキングプレートのマトリックス(MatrixMANDIBLE Plating System)で整復し、無事元通りに歩けるようになりました。よかったね。
血尿・頻尿の症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、膀胱内に結石を認め、手術による摘出となりました。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。今回の子もプロービングの結果、抜歯が必要となりました。
子宮蓄膿症の症状でワンちゃんが来院されました。術前検査の結果、膣内に腫瘤を認め、会陰切開による同時摘出を行いました。病理組織検査の結果は良性の「膣線維腫」でした。無事元気に退院しました。よかったね。
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。現在のところ発作は良好にコントロールされています。
子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。写真のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。
1歳未満の小型犬に多い病気です。成長期に 大腿骨頭の血流が悪くなり壊死してしまう病気で、骨が変形して関節炎を起こします。これによって痛みが生じ、 悪い方の後肢を上げがちになり、症状が進むと腿の筋肉が萎縮して3本足で歩行するようになります。痛みや跛行のあるものでは手術による早期治療が回復を早めるために重要です。大腿骨頭・骨頚切除手術にて対応しました。元気に歩けるようになりました。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。