やまと動物病院 > お知らせ

犬の脛骨粗面の剥離骨折(整形外科)

2015/6/5(金)

手術前手術中レントゲン1歳以下の若いワンちゃんに多い骨折です。成長期のまだ骨が弱い時期に、外から強い力が加わることで、膝の靭帯付着部の骨がはがれてしまう骨折です。変位が少なければギプスで治療しますが、活発な犬種や、大きくはがれている場合は、写真のようにキルシュナーワイヤーで固定する手術をします。今回の子も元気に退院しました。よかったね。

犬の半側椎骨のMRI検査

2015/6/2(火)

短頭犬種(フレンチブルドック、ボストンテリア、ブルドックなど)にとても多い脊椎の奇形です。楔形を呈することが多く、結果的に脊髄の屈曲を起こすことで、後足にふらつきや麻痺の症状が出るケースがあります。重症な場合には手術を行いますが、上記の犬種では正常そうに見える子でも、かなりの確率で持っていることが多い奇形ですので、本当に症状の原因となっているのかどうかをMRI検査でしっかり診断することが大切です。黄丸:変形している背骨

犬の橈尺骨骨折の手術(整形外科)

2015/5/29(金)

前腕骨折のマルチーズちゃんです。橈尺骨は落下事故などでよくある骨折ですが、今回は原因が交通事故、橈骨は開放骨折でしたので通常より難易度が上がります。尺骨側のプレート固定とギプス固定で対応しました。現在3ヶ月経過しましたが治りも順調で元気に歩いています。よかったね。9992

類皮腫の手術

2015/5/26(火)

胎生期の結膜形成がうまくいかず、結膜や角膜などの組織の中に皮膚となるべき細胞が迷入することで発生します。生後何ヶ月かして発見されることが多く、慢性的に眼に刺激となってしまうため外科的に切除します。写真の子は手術で切除し、3ヶ月後の診察ではどちらの眼を白目に毛が生えています手術したのかわからない位キレイに治りました。よかったね。

短頭犬の外鼻孔狭窄の手術

2015/5/22(金)

フレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種で、鼻の穴が狭いために鼻呼吸が上手にできない子がいます。これは代償不全症状のない、なるべく早期(1歳以下)に外鼻孔狭窄および軟口蓋過長の整復手術を行うことで劇的に改善できます。そのため当院では、短頭種の場合は子犬のうちにお話をさせていただき、希望される場合には生後6ヶ月の不妊手術の時に同時に整復手術を行っています。毎年多くの子が希望され、うけられる手術です。その後の一生の呼吸状態を楽にしてあげることのできる大変良い手術と考えます。

術後の鼻の穴

第3眼瞼腺逸脱(チェリーアイ)の手術(眼科)

2015/5/20(水)

コッカースパニエルやブルドッグに多い病気ですが、猫にも見られることがあります。涙を作る第3眼瞼腺の基部がとび出したまま、元に戻らなくなります。単純に切除をしてしまうとドライアイになってしまいますので、手術で元の場所に戻す必要があります。写真の猫さんも何ヶ月もとび出したままでしたが、術後1週間でキレイに治りました。よかったね。きれいになりました

猫の尿路閉塞における会陰尿道瘻形成手術(泌尿器外科)

2015/5/15(金)

オス猫さんで多い尿道閉塞に対する手術です。尿道閉塞は緊急的にはカテーテルで解除しますが、繰り返す場合に恒久的な解除方法としての手術をおすすめしています。古くから行われている尿道粘膜と皮膚を直接縫合するWilson法と、包皮粘膜を利用して尿道と粘膜を縫合する方法があります。前者の術式の場合、術後の合併症である造瘻部狭窄を起こすことがまれにあるため、それを防ぐためにあみ出されたのが後者の術式です。後者の術式はさらに現在3種類の方法に分かれますが、実際にやってみますとそれぞれに土井口式、逆V長所短所があります。今回の猫さんも無事終了し退院後も順調に排尿するようになりました。よかったね。

子猫の里親さん募集しています5/8→決まりました。ありがとうございます。

2015/5/2(土)

おきてます生後1ヵ月半 茶トラ メスです。とても人懐こくかわいいです。面会もできます(面会は予約制ねてますになります。安東本院まで、お問い合わせください)みぎをみるまえをみるしたをみる

ゴールデンウィーク期間中の休診日のお知らせ 2015

2015/4/30(木)

4/29、5/3-6は4病院とも休診となります。休診中は安東本院にて祝日診療(急患受付)をしています。事前に電話予約のうえやまと受付にて、ご来院下さい。ご不便をお掛け致しますが、ご了承の程お願い申し上げます。

イヌの膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術(整形外科)

2015/4/24(金)

今月は特に多いですが、小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を組み合わせるのが大切です。術前→術後レントゲン

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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。