加齢に伴って、まぶたにイボができることがあります。眼球に対して刺激になって、結膜炎や痛みの症状が出る場合には手術をおすすめします。再発のないようにイボを根っこから切り取って縫い合わせます。アイラインがきれいに合うように丁寧に縫うことが仕上がりの良し悪しを決めます。
慢性外耳炎のレトリバーの子の手術でした。外側耳道切除術で水平耳道までオープンにすることで換気をよくします。炎症で増殖した組織は電気メスで除去し平らにならします。内服と定期的な耳道の洗浄をしても良くならなかった子が、術後は炎症も起こらなくなりすっかりキレイになりました。よかったね。慢性外耳炎で苦しんでいる子には、手術も選択肢に入れてあげることが大切です。
生後2ヶ月の女の子。とても人懐こくかわいいです。面会もできます(面会は予約制になります。安東本院まで、お問い合わせください)
小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います。症例にあわせて複数ある手術方法を、術中に判断し組み合わせるのが大切です。写真は術中レントゲンの様子です。レントゲンがなくても手術はできますが、術中にレントゲンを撮りながらピンニングすることでコンマ・ミリ単位での正確性を求めています。
一般的に歯周病などで下顎の犬歯を抜歯する場合、舌が変位・下垂して出っぱなしになることが多いです。これは獣医学的にも、仕方のないこととされていますが、少しの工夫でこれは避けることができます。抜歯した付近の口腔粘膜を切開・整形・縫合することで、元通りの外観を保つことができます。写真の子は重度の歯周病で全ての歯を抜歯しましたが、舌は出ないですみました。よかったね。
安東本院・瀬名病院・静岡南病院・駒越病院とも8/13~8/16が夏季休診となります。休診中対応の詳細につきましては受付・スタッフにお尋ねください。ご不便をお掛け致しますが、ご了承の程お願い申し上げます。
タイハクオウムが食欲・元気が無いとのことで来院しました。かなり弱っていましたので、入院しての強制給餌での治療となりました。その後元気に退院しましたが、おとなしくとても懐っこい子でしたので、スタッフはさみしくなりましたとさ。
生後半年のワンちゃんが、落下事故による大腿骨の骨折で来院されました。Salter-Harris型骨折であったため、髄内ピンとクロスピンの併用法で手術を行いました。成長期のワンちゃんでは成犬とは異なり、骨端板がからむ特殊な骨折がありますので、手術にも注意が必要です。
舌の下側にしこりができて食べづらそうとのことで来院されました。唾液腺の問題のようにも見えますが、通常の構造とは異なるため切除しての病理組織検査を行いました。検査の結果は「肥満細胞腫」でした。口腔内の肥満細胞腫に対してはグレード分類はなされませんが、外科的マージンがとりにくい場所であることから、その後分子標的薬での治療を行っています。現在術後半年近くになりますが、再発もなく良好です。
小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は麻酔下でのグレード評価によって、縫工筋・内側広筋リリース、滑車溝造溝(トンネルリセッション)、関節包の調節・縫縮、(+脛骨稜転移orラテラルスーチャー)他、複数の手技を組み合わせて行います。再発防止には脱臼のメカニズムを考慮した手術が大切です。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。