後ろ足の麻痺の症状で来院されました。MRI検査・レントゲン検査の結果から、第7胸椎・第7腰椎の2箇所に椎骨の腫瘍における脊髄の圧迫・浸潤を疑いました。
前回のMRIからの手術です。グレード3でしたが、広範囲の圧迫だったため、念のため骨髄移植も併用しました。術後の経過も良好で2週間でほぼ元通りの歩行になりました。よかったね。
ダックスの両後足麻痺グレード3でした。一番典型的で多いタイプの椎間板ヘルニアだと思います。MRI検査にて第12-13胸椎間、左側圧迫と診断し、手術となりました。
肘にできた腫瘍を心配され来院されました。事前の細胞診検査で血管周皮腫という悪性腫瘍の疑いが強く、肢を温存して、なおかつ大きく切除することになりました。切除後に皮膚が足りなくなるため、背中の皮膚を血管を温存しながら肘までもってきて移植する「胸背動脈皮弁」という方法を行いました(以前にも別の子の記事でアップしてある方法です)。術後の再発もなく、毛もキレイに生えそろいました(背中の皮膚を移植したのでまわりよりフサフサです)。よかったね。
小型犬にはとても多い病気です。膝のお皿が脱臼して足を痛がったり、つけなくなったりします。当院では症状(跛行、脚変形、疼痛)が持続する場合に手術をおすすめしています。手術方法は症状の程度や重症度(グレード)を総合的に判断して、内側解放、滑車溝造溝(トンネルリセッション他)、脛骨稜転移、関節包の調節・縫縮、ラテラルスーチャー他、複数の手技を組み合わせて行います(今回はすべて適用しました)。症例にあわせて複数ある手術方法を適切に組み合わせるのが大切です。
左の下顎にできた腫瘍の摘出手術です。病理組織検査の結果は悪性黒色腫でした。この腫瘍は口腔内に発生した場合、転移も早く予後が悪いことが多いのですが、現在のところ再発や転移もなく、手術から10ヶ月経ちましたが元気です。
11歳のミニチュアダックスちゃん。両後肢麻痺のグレード3、MRI検査で手術適応と判断、その日に手術となり、無事終了しました。歩行も徐々に回復し、無事歩けるようになりました。よかったね。
多くのワンちゃん、ネコちゃんは高齢になると歯周病に罹患しています。
これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。
歯石をスケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。
また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。
将来を見据えての治療が大切です。
ダックスの両後足麻痺グレード3でした。一番典型的で多いタイプの椎間板ヘルニアだと思います。部位と形状がしっかり確認でき、手術となりました。その後無事歩けるようになりました。よかったね。
口角のところに釣り針がささったワンちゃんが来院されました。エサのついた針を間違って食べようとしてささったとのことでした。かえしが深く刺さっていましたので、麻酔をかけて除去しました。釣り人も、飼い主さんも注意が必要です。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。