血尿・頻尿の症状で来院されました。レントゲン・エコー検査にて、膀胱内に結石を認め、手術による摘出となりました。無事手術も終わり元気に退院しました。よかったね。
精巣が陰嚢に到達せず、お腹の中や内股の皮膚の下に停留してしまった状態をこう呼びます。犬で多く認められる疾患ですが、過去にもアップしてありますが、ネコでも年間数件手術します。潜在精巣では腫瘍の発生率が高いことから早期の去勢手術が推奨されます。超音波検査での潜在精巣の発見率は100%ですので、どこにあるかわからず無駄に手術の傷が増えることはありません。ダメージの少ない手術が可能です。今回の子は両側の精巣がお腹の中にありました。1ヶ所の小さな傷で無事手術も終了し元気に退院しました。よかったね。
3歳のウサギさんが、1ヵ月前からの血尿という主訴で来院されました。エコー検査で子宮に異常を認め卵巣子宮全摘出手術を行いました。検査の結果は「内膜出血」でした。「子宮内膜には出血がみられます。活動的な炎症や明らかな腫瘍性変化は認められません。卵巣に著変は認められません。」との病理の先生からのコメントでした。翌日元気に退院されました。「女の子のウサギさんが10歳まで長生きしたらほぼ100%近く子宮の病気になる」という説があります。飼育下のウサギさんが長生きするためには早期の避妊手術が必要であると考えられます。
当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の再建手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)
けいれん発作が出るワンちゃんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、脳脊髄液検査も問題なく、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
右わき腹に大きなシコリができたワンちゃんが来院されました。細胞診検査の結果悪性腫瘍が疑われたため手術で摘出しました。病理組織検査の結果は悪性の「血管周皮腫」でした。検索範囲に腫瘍細胞の脈管内浸潤は認めずサージカルマージンは明瞭でした。無事退院しました。よかったね。
チワワちゃんの帝王切開でした。無事♂3頭元気に生まれました。良かったね。
ワンちゃんが左前肢の先端が自壊して出血した状態で来院されました。細胞診検査の結果悪性腫瘍が疑われたため、左前肢の断脚手術を行いました。切除後の病理組織検査の結果は悪性の「扁平上皮癌」でした。以下病理診断医のコメント:切除縁上に腫瘍の増殖は認められず、検索範囲に明らかな脈管内浸潤や腋窩リンパ節への転移も認められませんが、経過をご観察ください。
吐き気が続いて、元気・食欲がないワンちゃんが来院されました。超音波検査で腫瘍による小腸閉塞が疑われましたので緊急手術となりました。病変部を切除し、無事手術は終了、元気に退院していきました。病理組織検査の結果は悪性の「平滑筋肉腫」でした。以下、病理診断医のコメント:切除端付近に腫瘍の増殖は認められないが、腫瘍は漿膜を越えて腸間膜にも浸潤しており、腹腔への播種には注意が必要と考えられます。
下顎腫瘍の切除希望でご紹介がありました。既に病理組織検査で悪性黒色腫という診断が出ていましたので拡大切除での手術対応となりました。左右の下顎骨の動揺はロッキングプレートで固定しました。無事元気に退院しました。現在手術から3年以上経過しましたが再発無く経過良好です。よかったね。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。