手術後のレントゲン画像です。喉側から骨に穴をあけて、とび出してしまった椎間板物質を摘出します。手術後は5日で歩けるようになり、すっかり元気に退院しました。よかったね。
14歳のMダックスちゃんが、体が動かないとの症状で来院されました。診察では自力で体を起き上がらせることができず、かろうじて首から上だけ動くという状態でした。典型的な首の症状のため、頸部のMRI検査を行いました。検査の結果、大きな椎間板ヘルニアが見つかり手術となりました
男の子で体も大きく、腫瘍は深部にあるためアプローチが難しい手術でしたが無事摘出できました。病理組織検査の結果は「髄膜上皮型髄膜腫」でした。術後は歩行できるまでに回復しました。腫瘍の発生部位が頸部なのか胸腰部なのか、硬膜の内外、犬種によって手術難易度が大きく異なります。
ゴールデンレトリバーの子が四肢の麻痺で来院されました。症状から頸部の病気を疑いMRI検査となりました。検査の結果、第7頚椎付近の脊髄を圧迫する腫瘍を疑う病変を発見し、片側椎弓切除手術となりました。
10歳くらいの、特にコーギーに多い病気です。麻痺が後ろ足からはじまり、ゆっくり全身に進行してくる病気です。コーギーは椎間板ヘルニアなどのほかの脊髄疾患も多い犬種のため、確定診断が難しいとされています。当院ではMRI検査時に造影検査を同時に行うことで、椎間板ヘルニアなどの炎症部位を検索することで、診断精度を高めています。
生後2ヵ月 茶白 赤茶トラです。とても人懐こくかわいいです。面会もできます(安東本院まで、お問い合わせください)
ウサギさんが元気ない、食べない、苦しそうとのことで来院されました。すでに3日間内科治療をしていましたので、ヨード剤による造影レントゲン検査をしたところ、胃うっ滞を認め、緊急手術となりました。胃の中から大量の毛球を摘出、洗浄しました。ウサギさんの消化管手術は、手術より術後の内科管理の方が大変です。この子も元通り食べるまで4週間かかりました。元気になれてよかったね。
8歳のミニチュア・ダックスちゃんが、顎が急に腫れてきたとのことで来院されました。細胞検査から、唾液粘液嚢胞の疑いが強く、手術となりました。唾液腺やその導管が傷害をうけ、唾液が漏出し周囲組織内に貯留する病気で、治療には傷害をうけた側の唾液腺を切除する必要があります。手術後は再貯留もなくきれいに治りました。良かったね。
トイプードル・生後半年の子が、落下による前腕骨折で来院しました。いつもの橈尺骨骨折でしたが、年齢や、尺骨の変位がほとんどないこと(この場合、橈骨のアライメントも戻ってきます)、橈骨の骨折部位が骨幹部のカーブにあたることを考慮してギプス治療を選択しました。約1ヶ月できれいにくっつきました。よかったね。
鼻の皮膚炎が治らないとのことで来院されました。年齢と症状の経過から腫瘍を疑い、組織検査を行ったところ扁平上皮癌との診断が出たので手術となりました。鼻鏡切除術という鼻を切り落とす手術となりますが、早期に行えれば根治できる腫瘍です。術後2ヶ月で外見もきれいになりました。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。