ミニチュアダックスの子が後足の麻痺で来院されました。重症度分類では2~3、足を引きずりながら、かろうじて前に進めるといった状態でした。MRI検査の結果、椎間板ヘルニアと診断、MRI画像から椎間板物質が前後に軟らかく拡がるように逸脱していると判断し、コルセットと針治療による内科治療を選択しました。治療3日目から歩行に変化が見られ、すっかり元気に歩けるようになりました。よかったね。
前腕骨折のイタリアン・グレイハウンドちゃんです。骨も細く、活発で、筋肉や皮膚といった骨のまわりの軟部組織もうすいため、術後管理も含めて難易度が高い犬種です。
湿布を飲み込んでしまったワンちゃんが来院されました。湿布の成分はワンちゃんが食べると毒性があります。内視鏡で摘出を試みたところ、なんとか全部、無事取り出せました。その後も元気にしています。よかったね。
オーバーザトップ変法とラテラル・スーチャーを2重に使用することで、活発な犬種から大型犬まで対応可能です。回復も早く、術後1ヶ月で元通り歩行できるようになりました。よかったね。
ピットブルの女の子でした。体重があり、力のある犬種ですので、しっかりとした手術が必要となります。画像はドロワーテストによるレントゲン検査の様子です。
高所からの落下による前腕骨折の手術でした。7歳のトイプードルちゃんでした。このくらいの年齢ですと、きれいな横・斜骨折ではなく、縦に割れたり、複数の骨片に割れたりすることが多いです。最終的にどうくっついてくれるかをイメージしながら手術します。
嘔吐、食欲不振のワンちゃんが来院されました。レントゲン検査では写りませんでしたが、超音波検査で小腸内に異物を認め、緊急手術となりました。無事摘出、元気に退院しました。摘出したものは主にビニールでした。異物の中にはレントゲンでは写らないものもありますので、腸閉塞の診断には超音波検査を組み合わせることが大切です。
《動画》超音波検査画像
治療をして1ヶ月以上経つが血尿が治らない、とのことで転院されてきました。超音波検査で右側に卵巣嚢腫のような像を認め、子宮内膜も腫れており、膀胱には画像上大きな異常を認めなかったことから、卵巣・子宮摘出手術となりました。術後は翌日から出血量が減少し、1ヶ月で出血もなくなり元気になりました。よかったね。
ハリネズミ目-ハリネズミ科に属する、ネズミよりもモグラに近い動物です。近年、飼育に関する知識が一般に浸透してきたためか、診察する頻度が増えてきています。
手術後のレントゲン画像です。喉側から骨に穴をあけて、とび出してしまった椎間板物質を摘出します。手術後は5日で歩けるようになり、すっかり元気に退院しました。よかったね。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。