第5-6頚椎間の巨大な椎間板ヘルニアでした。痛みと不全麻痺の症状でしたが、術後すっかり元気になりました。よかったね。
肘にできた腫瘍を心配され来院されました。事前の細胞診検査で血管周皮腫という悪性腫瘍の疑いが強く、肢を温存して、なおかつ大きく切除することになりました。切除後に皮膚が足りなくなるため、背中の皮膚を血管を温存しながら肘までもってきて移植する「胸背動脈皮弁」という方法を行いました。術後の再発もなく、皮膚もきれいにくっつきました。よかったね。
けいれん発作が出る猫さんが来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
ももの骨の膝に近いところの成長板骨折です。チワワの4ヶ月齢、体重1.4kgでした。Salter-HarrisⅡ型ですが、体が小さく月齢も若いため骨がもろく、クロスピン法が効かなかったため、アレンジした術式で行いました。過去にも2例、同様にクロスピン法が効かない症例に類似の術式を適用して良好な結果を得ています。
1ヶ月以上も前から舌にシコリができて、治療をしてもだんだん大きくなり出血しているワンちゃんが来院されました。症状・経過から、これ以上大きくならないうちに切除をおすすめし、手術となりました。病理組織検査
結果は「肉芽腫性舌炎」。切除により再発もなくキレイに治りました。良かったね。
オルトランという園芸用の殺虫剤を舐めてしまったワンちゃんが来院されました。脈拍の低下、立てなくぐったり、よだれ、瞳孔が縮瞳、という典型的な有機リン中毒の症状でした。この中毒の特効薬であるプラリドキシムヨウ化メチル製剤(PAM)、アトロピンにより危険な状態を脱し、その後の入院治療によって
先日無事退院できました。ワンちゃんネコちゃんを飼われているおうちでの殺虫剤の使用には注意が必要です。
自分が子供の頃と比べますと、現在は様々な飼育用品がインターネットで購入できます。ごはんも昔はスイカの食べ残しだったのが、現在は「昆虫ゼリー」がメインです。これですと
コバエもわかなくて便利です。
11歳のワンちゃんが来院されました。1年前から発作が出ているが、お薬でのコントロールが困難とのことでした。MRI検査では右側の脳の一部に水がたまっている(脱髄と思われる)領域を認め、症候性癲癇として治療を開始したところ、現在のところ非常に調子よくコントロールできています。症候性癲癇の場合は、特発性癲癇と比べて複数のお薬の併用が必要であることが多いです。
喉の入り口に腫瘍ができて呼吸困難になったワンちゃんが来院されました。喉の下の気管に穴を開けてここから呼吸ができるようにしました。手術翌日から見違えるように呼吸が楽になりました。よかったね。
イタリアン・グレーハウンドの6ヶ月齢、落下事故による左手首の橈尺骨骨折でした。プレーティングにて手術、とても元気に退院しました。おとなしくね~。
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当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。