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犬の尿管ステント手術

2013/4/25(木)

腎臓から膀胱へと尿を送る「尿管」という管の出口に癌ができてしまったワンちゃんの手術を行いました。尿管ステントという特殊なチューブを腎臓から膀胱まで通し、尿の通りを確保します。これにより腎臓に尿がたまってしまう「水腎症」という状態を回避でき、腎臓が守られます。

キバタンの食欲不振(エキゾチック)

2013/4/22(月)

食欲不振で来院されました。キバタンはオーストラリアに広く生息するオウムです。漢字で「黄巴旦」と書きます。バタンとは頭の上に長いトサカをもったオウムの総称です。

犬の環軸不安定症の手術

2013/4/18(木)

以前にもアップしたことがある病気です。多くはトイ犬種や小型犬の、比較的若い子に多い病気です。首の骨が脱臼を起こし、首を痛がったり、歩けなくなったりします。ピンと骨セメントを使用した特殊な手術で治療します。症状は術後、劇的に良くなります。レントゲン写真の子は手術も無事終わり、今週元気に退院しました。よかったね。

内視鏡による異物摘出(釣り針)

2013/4/15(月)

釣り針を飲み込んでしまったワンちゃんが来院されました。診察時には口から釣り糸がたれており、レントゲン検査では胃の中に釣り針があるという状況でした。すぐに麻酔をかけ内視鏡で摘出しました。釣り針のような鋭利なものは取り出す際にも注意が必要です。内視鏡の先端にゴム製のカバーをつけ、鉗子でつかんだ釣り針をカバーの中まで引き込んで安全に体外に取り出します。

犬の椎間板ヘルニアのMRI検査

2013/4/11(木)

一般的にはハンセン2型と呼ばれるタイプです。多発性のことが多く、パピヨン、トイプードルなどに多いです。通常、内科的に治療をしていくタイプのヘルニアです。

犬の鼡径ヘルニア整復手術

2013/4/8(月)

鼡径部(内股)のヘルニア(脱腸)です。成長期に起こる場合と、老齢になって起こる場合があります。写真の子は10歳を越えて腹筋がうすくなって脱腸したケースです。腸だけでなく、膀胱と前立腺も出ていました。脱腸した穴が大きい場合は人工メッシュや前縫工筋弁フラップなどを使用してふさぎます。今回は総鞘膜フラップを併用し、元通りきれいなお腹になりました。よかったね。

鳥の入院室 BIRD BROODER(エキゾチック)

2013/4/4(木)

増え続ける鳥さんの入院に対応できるよう、鳥さん専用の入院室を増やしました。新型機は酸素、湿度、温度、照度、イオンの管理までできるすぐれものです。

犬の椎間板ヘルニアのMRI、内科治療

2013/4/1(月)

椎間板ヘルニア グレード4、治療するも反応がなく、発症4日目に精査依頼で転院されてきました。MRI検査にてハンセンⅠ型だが、ヒトの分類での線維輪破損型脱出と判断、内科治療(コルセットおよび理学療法、点滴)にて5日間入院しました。退院時は自分の足で走って帰りました。 獣医学の分類法であるハンセンの2分類のみで治療を決めるのは危険と感じます。ヒトの分類法であるMacnab分類をベースにさらに細かくMRI画像を読むことと、外科手術を含めた多くの治療経験が大切です。

犬の壊死性盲腸炎の手術

2013/3/28(木)

14歳のゴールデン・レトリバーの子が急性の嘔吐・食欲不振で来院されました。腹部超音波検査にて微量の腹水と大腸付近の腫瘤を認め、消化管間質腫瘍(GIST)などを疑い開腹手術となりました。空回腸は広範囲に炎症がひどく、盲腸の腫瘤には穴が開いていました。悪いところを切除し、残った腸管をつなぎました。病理組織検査の結果は「壊死性盲腸炎」。ヒトでいうところの「虫垂炎(盲腸)が悪化し穿孔性腹膜炎を起こした状態」といえます。一昨日元気に帰りました。長生きしてね~。

犬の尿道バルーン拡張術

2013/3/25(月)

膀胱の出口や前立腺付近の尿道に腫瘍ができた場合、排尿が困難になるケースがあります。このあたりの部位は手術でも合併症や再発が多く、必ずしも満足な成果が得られないと報告されています。ヒトではステント設置やバルーンカテーテルを用いた尿道拡張などの低侵襲な手法が行われ、生活の質の維持に役立っています。当院では手術不適応な尿道腫瘍に対してヒトと同じ方法でバルーン治療を行うことで良好な結果を得ています。

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