やまと動物病院 > お知らせ

イヌの肛門周囲腺腫の摘出手術(腫瘍外科)

2023/3/2(木)

ワンちゃんが肛門のシコリから出血があるとのことで来院されました。飼い主様との相談の結果、手術で摘出となりました。病理組織検査の結果は良性の「肛門周囲腺腫」でした。同時に去勢手術も行いました。精巣には腫瘍性変化は認められませんでした。その後も再発無く経過は良好です。よかったね。

イヌの前十字靭帯断裂の整復手術(整形外科)

2023/2/28(火)

当院では他院からのご紹介などもあり、前十字靭帯断裂の整復手術はとても多いです。体重・犬種にあわせて手術方法を選択しますが、実際に関節内部の壊れた半月板・靭帯の様子、骨の形状や膝蓋骨のバランスなどを観察しながら細かに術式を変化させていくと、術後の回復がとても良くなります。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。今回の子も元気に歩いて退院していきました。よかったね。(ヒトの医学では、ハムストリング腱や骨付き膝蓋腱を用いて再建する自家腱移植が主流となっています)

犬の子宮蓄膿症の手術(外科)

2023/2/26(日)

子宮の中にバイ菌が感染し、膿がたまってしまう病気です。食欲・元気がない、膣から膿が出る、お水を飲む量が増加するなどで気がつかれることが多いようです。超音波検査で迅速に診断できます。治療には子宮と卵巣を摘出する手術が必要です。治療が遅れると、腎不全や敗血症、腹膜炎を起こす怖い病気ですので注意が必要です。今回のワンちゃんも無事元気に退院できました。よかったね。

イヌの大腿骨頭切除手術(整形外科)

2023/2/24(金)

トイプードルちゃんが右の股関節脱臼の症状で来院されました。大腿骨頭・骨頚切除手術にて対応しました。無事元気にあるけるようになりました。よかったね。

犬のリンパ腫の細胞診検査(腫瘍内科)

2023/2/22(水)

ワンちゃんが体表のリンパ節の腫脹を主訴に来院されました。下顎と膝裏のリンパ節に針を刺して細胞を検査する細胞診を行いました。検査の結果は「リンパ腫(高グレード)」でした。クローナリティー検査の後、抗癌剤での化学療法となりました。

犬の内視鏡アシストによるひも状異物の手術(消化器外科)

2023/2/20(月)

ひも状の異物を飲み込んだワンちゃんが腸閉塞の症状で来院されました。超音波検査では小腸の遠位にひも状異物による閉塞症状が確認されました。開腹すると空腸に異物が確認されました。指で優しく逆行性に胃まで異物を押し戻し内視鏡にて摘出しました。この方法では胃を通り過ぎてしまった異物でも、異物の形状によっては消化管切開をせずに取り出せますので、術後の回復も早く動物にやさしい手術となります。今回のワンちゃんも早期に元気に退院できました。良かったね。

犬の内視鏡による異物摘出(ひも)

2023/2/18(土)

ひも?布?を飲み込んでしまったトイプードルちゃんが来院されました。胃から腸へ流れてしまうと腸閉塞の危険性が高いため、麻酔処置後、内視鏡にて摘出となりました。バスケット鉗子でスムーズに回収でき、無事元気に退院しました。よかったね。

犬の肥満細胞腫の手術(腫瘍外科)

2023/2/16(木)

腹部の皮下に腫瘍のできたワンちゃんが来院されました。細胞診検査の結果、悪性の「肥満細胞腫」と診断され、手術となりました。肥満細胞腫などの皮膚悪性腫瘍の手術では腫瘍を残さず取り切るために、周囲と深さを大きく取ります。深さは筋膜1枚取ることでバリアとします。病理組織検査の結果は「肥満細胞腫(グレードⅠ/低グレード)」腫瘍細胞の脈管浸潤は観察されずサージカルマージンは明瞭でした。

フクロモモンガの去勢手術(エキゾチック)

2023/2/14(火)

フクロモモンガはつがいで飼育しているとどんどんふえてしまう、ということと、単独飼育ではストレスからの異常行動がでやすい、ということで去勢手術が推奨されています。手術は犬猫同様に全身麻酔で安全・丁寧に行います。フクロモモンガは術後に傷を気にして自咬しないよう手術に少しコツが必要です。今回の子も元気に退院しました。良かったね。

犬の乳腺腫瘍の摘出手術(腫瘍外科)

2023/2/12(日)

乳腺にできた複数のシコリを気にされて来院されました。避妊手術と同時に両側乳腺全切除手術で対応しました。摘出後の病理組織検査の結果は、「右乳腺:乳腺腺腫(複合型、3カ所)/反応性リンパ節」「左乳腺:乳腺良性混合腫瘍/反応性リンパ節」でした。以下、病理診断医からのコメント:提出された左右乳腺組織では、計4カ所の腫瘍巣が形成され、いずれにおいても骨軟骨形成を伴うあるいは伴わない乳腺の腺上皮および筋上皮由来の腫瘍細胞の増殖巣が形成され、いずれの腫瘍細胞にも明らかな悪性所見は認められないため、上記診断名とします。腫瘍細胞の明らかな脈管浸潤像は観察されません。

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