多くのワンちゃん、ネコちゃんは歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石を超音波スケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。
食べ物ごと竹串を丸呑みしてしまったワンちゃんが来院されました。嘔吐の症状が続くとのことでしたので、念のため開腹手術の用意をしての内視鏡検査となりました。内視鏡検査では被毛のようなものが絡まった竹串が観察されたため、安全に取り出すために開腹手術に切り替えました。開腹したところ、胃は肝臓の一部と癒着しており、癒着を剥がすとその部分に竹串が穿孔した痕を認めました。どうやら1回胃を突き破り肝臓に刺さった後に、胃内に戻っていた様子です。胃切開により竹串を摘出し縫合、穿孔部分は切除縫合し、好発犬種だったため胃捻転予防も兼ねて腹壁と固定し癒着させることとしました。術後は順調に回復し無事退院しました。よかったね。