前回のMRIからの手術です。自家骨髄細胞移植も併用し、時間がかかりましたが自立歩行が可能となりました。よかったね。
ダックスの両後足麻痺グレード4でした。MRI検査にて第2-3腰椎間、左側圧迫と診断し、手術となりました。
またまたハムちゃんが体表の腫瘍で来院されました。無事手術で摘出しました。病理組織検査の結果は「アポクリン腺癌(複合型)」でした。以下、病理診断医のコメント:皮下腫瘤において、腺上皮および筋上皮由来の悪性腫瘍が認められます。腫瘍細胞の組織所見および病変の位置関係からアポクリン腺由来であると考えられるため、アポクリン腺癌と診断します。乳腺組織に由来する乳腺癌の可能性も除外は出来ませんが、乳腺の腺上皮および筋上皮細胞の由来もアポクリン腺組織であるため、両者を組織学的に鑑別するのは困難です。
ほっぺに大きな腫瘍ができたワンちゃんが来院されました。手術で摘出し、抜糸の必要がない埋没縫合で縫合しました。病理組織検査の結果は「毛芽腫」でした。以下、病理診断医からのコメント:腫瘍細胞の細胞形態および増殖様式から毛芽腫と診断します。腫瘍細胞に明らかな悪性増殖所見は認められず、マージンも確保されていますが、毛包系の増殖性疾患は多発する場合があるため、他部位からの類似病変の発生にご注意ください。
胸にできたシコリをかじって出血してしまうので、とって欲しいとのことで来院されました。無事手術で切除し元気に退院していきました。病理組織検査の結果は「線維腫」でした。
片方の睾丸が腫れて痛がる14歳のパグちゃんが来院されました。痛みの症状がかなり強かったため、手術で摘出となりました。痛みもとれて無事退院しました。病理組織検査の結果は「壊死性化膿性精巣炎および精巣上体炎」でした。以下、病理診断医のコメント:片側の精巣では、実質の大部分は壊死に陥り、重度の炎症を伴っており、精巣上体へも炎症の波及が認められます。検索範囲で腫瘍性病変は認められません。
生後2ヶ月。とてもかわいいです。面会もできます(面会は予約制になります。安東本院まで、お問い合わせください)
多くのワンちゃん、ネコちゃんは歯周病に罹患しています。これらの治療にはきちんとした手順で歯周治療を行うことが大切です。歯石を超音波スケーラーで落とすだけでなく、見えないところの治療であるルートプレーニング、キュレッタージ、ポリッシングといった工程が大切になります。また、抜歯が必要な歯を残すと比較的すぐに再治療が必要になることが多く、結果として負担を増やすこととなります。将来を見据えての治療が大切です。
ワンちゃんが腸閉塞の症状で来院されました。超音波検査の結果、鼡径部の筋肉の隙間から腸が皮下にとび出している「脱腸」の状態でした。緊急手術を行ったところ、腸の一部は絞扼により壊死していたため、一部切除してつなぎ直しました。術後は回復も順調で無事退院しました。よかったね。<エコー動画>↓
けいれん発作が出るとのことで来院されました。MRI検査では脳に構造上の異常を認めず、特発性てんかんとの診断でお薬での治療となりました。発作は現在のところ、お薬で良好にコントロールされています。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。