小型犬で老犬の心不全で一番多い病気です。加齢とともに、心臓の中の血液の流れを一定に保っている弁に異常が起きることにより発症します。聴診、レントゲン検査、エコー検査で診断します。写真はエコー検査の画像です。血液の流れをカラーで表示し、心電図の時間軸とあわせることで、飼い主さんにもわかりやすくご説明いたします。
右肺後葉の腫瘍切除手術でした。画像上他には腫瘤を認めず、病理検査でもサージカルマージン明瞭とかえってきましたが、組織検査の結果は「組織球性肉腫」でした。この腫瘍は体のあらゆる部位で発生が認められますが、病態の進行が早く、全身に播種する傾向がありますので術後も注意が必要です。
自動縫合器です。肺や肝臓の手術に使用します。手術時間が安全に短縮できます。
茶トラ、生後3ヶ月の女の子。とても人懐こくかわいいです。面会もできます(面会は予約制になります。安東本院まで、お問い合わせください)
黒、生後2ヶ月、男の子。とても人懐こくかわいいです。面会もできます(面会は予約制になります。安東本院まで、お問い合わせください)
手術では腫瘍を残さず取り切るために、周囲と深さを大きく取ります。深さは筋膜1枚取ることでバリアとします。
おしりに腫瘍のできた12歳のワンちゃんが来院されました。細胞診検査の結果、悪性の「肥満細胞腫」と診断され、手術となりました。
普段のMRI検査では、T2、T1、FLAIR、造影T1などの撮像法を主に用います。CTと異なり複数の聞きなれない撮像法を用いるため、難しいと思われがちですがそんなことはありません。筋肉や脂肪、骨・・・それぞれに含まれている水の量や状態は異なります。基本的には組織中の水の量や状態を少しずつコントラストを変えて見ていると思えばOKです。当院の獣医師にはMRIの原理からしっかり勉強させますが、ほぼ物理の授業です。院長は学生の時、物理が大の苦手でしたので理解するのに自分が苦労した分、教えるのは得意です、多分。
中~老齢に多く、特に外傷や激しい衝撃を受けていなくても発症します。膝の靭帯に長い時間をかけて負荷が少しずつかかり、少しずつ損傷を受けた靭帯がある日突然切れることで症状を出します。体重・犬種・性格にあわせて手術方法を選択します。また、関節内部・周囲の構造を極力痛めない手術が良い結果につながりますので、手術時間を短くすることも大切です。
加齢に伴って、まぶたにイボができることがあります。眼球に対して刺激になって、結膜炎や痛みの症状が出る場合には手術をおすすめします。再発のないようにイボを根っこから切り取って縫い合わせます。アイラインがきれいに合うように丁寧に縫うことが仕上がりの良し悪しを決めます。
ご不明な点がございましたら診察時間内にお電話にてご相談ください。
当院は日本動物高度医療センターと連携をとっており 放射線治療など、より高度な治療を必要とする場合 連携して治療が受けられるようになっています。